シラバス情報

授業科目名
工業経済学
(英語名)
Industrial Economics
科目区分
専門基礎科目(専門関連科目)/教職課程科目
=
対象学生
工学部
学年
カリキュラムにより異なります。
ナンバリングコード
HETBO2MCA1
単位数
2単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度前期
担当教員
河野 俊明
所属
非常勤講師
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標8/目標9
オフィスアワー・場所
授業終了後10分、教室もしくは非常勤講師控室
連絡先
toshiaki@hi-ho.ne.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
1◎/2◎
研究科DP
全学DP
教職課程の学修目標
目標1:磨き続ける力

講義目的・到達目標
【講義目的】
戦後日本の工業発展のプロセスと構造変化のメカニズムを学び、工業社会の現状と変化の要因を正しく理解することを目的とする。そして日本の工業社会が直面する課題とその解決策について論究する。
【到達目標】
日本の工業社会の構造変化と直面する諸問題について正しく説明するできること、問題解決に向けた論理的な議論と建設的な提案ができること、である。


授業のサブタイトル・キーワード
工業社会の構造変化を見極める力を身につける
講義内容・授業計画
【産業社会の構造変化】
日本経済の成長と停滞、グローバル化の進展と企業経営の変化、情報化の進展と産業構造の転換、経営側と労働側の価値観や思想の変化など、戦後から今日に至るまでの道のりとその間に生じた様々な変化について解説し、主として工業・製造業の側面から認識すべき課題について理解する。
1. イントロダクション、日本経済の現状
2. 戦後日本経済の軌跡
3. 日本の産業社会が抱える構造的問題
4. 日本の産業社会の特徴的変化
【工業発展のプロセス】
戦後日本の工業発展の軌跡を、繊維、鉄鋼、機械、自動車、化学などの伝統的工業を中心に概観する。これらの産業が直面する国内外の経済状況、主要企業が抱える経営課題や今後の経営戦略等について理解し当該産業の今後を展望する。
5. 繊維工業の発展プロセス
6. 鉄鋼業の発展プロセス
7. 機械工業の発展プロセス
8. 自動車工業の発展プロセス
9. 化学工業の発展プロセス
10. その他関連産業の発展
【地域経済と工業】
日本が今後も成長を続けるには地域経済の活性化は必須条件である。地域における工業の視点から地場産業などの状況について理解する。さらに、工業経済化を目的としたこれまでの取り組み(例えば工業地帯の形成や製造企業の分工場の誘致、工業団地の整備など地域振興整備のための諸施策)がもたらした結果・成果について評価する。さらに、産業クラスターの形成など新たな時代の工業経済に関する施策について議論する。
11. 工業立地の考え方
12. 地域の中の工業(1) —地場産業などの現状—
13. 地域の中の工業(2) —地場産業などの課題と支援策—
14. 地域の中の工業(3) —工業経済化のプロセス、誘致と空洞化—
15. 地域の中の工業(4) —産業クラスターの可能性—、授業中試験
※生成系AIの利用については教員の指示に従うこと。
課題レポートの作成や事前・事後学習にあたり、事例の検索などに補助的に使用してもよいが、生成系Aによる出力結果をそのまま課題レポートとして提出してはいけない。生成系AIによる出力をそのまま提出したことが判明した場合は単位を認定しない、又は認定を取り消すことがある。
教科書
特に指定しない。必要に応じて資料等を配布する。
参考文献
「現代日本の産業社会」 河野俊明著(かんぽう) 2016.1.1 
ISBN978-4-904021-36-1
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】授業に際して事前に配信する資料の読み込み(30h)
【復習】レポート作成(3回、12h)、授業内容の理解を深め定着させるための情報収集、提供資料の読み込み等(18h)

アクティブ・ラーニングの内容
採用しない
成績評価の基準・方法

【成績評価の基準】

講義目的・到達目標に記載の能力の到達度に基づき、S(90点以上),A(80 点以上),B(70 点以上),C(60 点以上)による成績評価のうえ、単位を付与する。

【成績評価の方法】

複数回の課題レポートの提出(30%)、及び授業中試験(or最終レポートの作成)(70%)を基準に評価する。

課題・試験結果の開示方法
レポートについては、優れた内容のものを授業内で紹介して講評する。
授業中試験は、授業評価アンケートの教員コメント欄に試験結果に関するコメントもあわせて記載する。


履修上の注意・履修要件
複数回予定の課題レポートの提出、及び授業中試験の受験(or最終レポートの提出)は単位を認定するうえでの必須要件とする。
病気等の事情でこれらを提出・受験できなかった場合は、診断書あるいは病院の領収書等(コピー可)を後日提出のこと。






実践的教育
該当しない
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。