シラバス情報

授業科目名
化学工学概論Ⅰ
(英語名)
Introduction to chemical engineering Ⅰ
科目区分
専門基礎科目(専門関連科目)
-
対象学生
工学部
学年
1年
ナンバリングコード
HETBO1MCA1
単位数
2単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度前期
(Spring semester)
担当教員
山本 拓司
所属
工学研究科(応用化学工学)
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標9
オフィスアワー・場所
(火)13:00-17:00, C529室
連絡先
tyamamot@eng.u-hyogo.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
1◎
研究科DP
全学DP
教職課程の学修目標
目標1:磨き続ける力

講義目的・到達目標
【講義目的】
化学工学とは、人類の社会基盤の維持と発展に不可欠な化学物質を経済的かつ環境負荷の少ない方法で生産するための手法を構築し、それを実現するための化学プロセスを設計するための学問である。本講義では化学工学の社会的役割を理解することを目的とし、国際単位系(SI)の使い方や化学プロセス設計の基本である物質収支の考え方を説明した後、反応器や蒸留塔の設計における基礎知識を講述する。

【到達目標】
1) 数値を含む国際単位系(SI)の変換ができること、2) 化学プロセスの対象とする範囲での物質収支式を記載できること、3) 反応器や蒸留塔の形式や操作方法を分類できること、である。
授業のサブタイトル・キーワード
サブタイトル:化学プロセス設計のための基礎知識
キーワード:国際単位系、物質収支式
講義内容・授業計画
【講義内容】
まず、国際単位系(SI)・物質収支・エネルギー収支による表現に必要な基礎知識を解説する。続いて、化学プロセスにおける代表的な単位操作である流動・伝熱・反応工学・蒸留の基本原理を講義する。

【授業計画】 ※( )内はテキストの章番号に対応
1.国際単位系(第2章)
2.物質収支(第2章)
3.エネルギー収支(第2章)
4.流れの物質収支・エネルギー収支(第7章)
5.管内の流れの諸性質(第7章)
6.伝導による伝熱(第8章)
7.対流による伝熱(第8章)
8.中間まとめ(到達度の確認)
9.化学反応と反応器の分類(第3章)
10.反応速度式(第3章)
11.化学反応と反応率(第3章)
12.反応器の設計方程式(第3章)
13.蒸留操作の原理(第4章)
14.気液平衡関係(第4章)
15.単蒸留(第4章)

この授業においては生成系AIの利用を予定していないが、レポート等の作成に際して学生が利用する場合には参考文献が実在するかなどの事実確認を必ず行うこと。
教科書
ベーシック化学工学(化学同人) 橋本健治著(生協等で購入できる)
参考文献
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】授業に使用するテキストの事前読み込み(15h)
【復習】レポート作成、講義内容の理解を深め定着させるためにテキストを読み直し(各15h)
アクティブ・ラーニングの内容
採用しない
成績評価の基準・方法
定期試験(40点)、小テスト(30点)、およびレポート課題(30点)の合計点(100点満点)で評価し、合計60点以上を合格とする。(S>90%, A>80%, B>70%, C>60%)
課題・試験結果の開示方法
小テストは、要点を次の講義で解説する。
レポートは、優れた内容のものを講義の中で紹介しながら講評する。
定期試験は、授業評価アンケートの教員コメント欄に試験結果に関するコメントもあわせて記載する。
履修上の注意・履修要件
講義中に関数電卓を使用する場合があります。
実践的教育
該当しない
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。