シラバス情報

授業科目名
化学工学概論Ⅱ
(英語名)
Introduction to chemical engineering II
科目区分
専門基礎科目(専門関連科目)
対象学生
工学部
学年
1年
ナンバリングコード
HETBO1MCA1
単位数
2単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度後期
(Fall semester)
担当教員
伊藤 和宏、八重 真治、山本 宏明、嶺重 温、化学工学コース全教授、岸 肇、前田 光治、山本 拓司
所属
工学研究科
化学工学専攻
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標7/目標9/目標13
オフィスアワー・場所
「履修の手引き」(オフィスアワー一覧)を参照してください。
連絡先
ユニバーサルパスポート(クラスプロファイル・授業Q&A)から連絡してください

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
1◎
研究科DP
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
【講義目的】
化学物質の取り扱い,機械操作,装置設計まで幅広い研究分野で活躍できる工学者の育成を目指し、環境エネルギー工学,物質エネルギー工学に関する最新の研究内容と今後の展開について,化学工学の概念に基づいて,講義および紹介をする.

【到達目標】
・化学工学の概念を説明できる(知能・技能)
・環境エネルギー工学,物質エネルギー工学の研究例を説明できる(知能・技能)
・豊富な研究例から得た工学に関する倫理観を,以降の学習や研究に応用できる(思考力、判断力)
授業のサブタイトル・キーワード
新規物質の発見と製造プロセスの開発を目指した,マテリアルサイエンス(物質科学)とケミカルエンジニアリング(化学工学)の融合
講義内容・授業計画
【講義内容】
オムニバス方式で行う.化学工学の概論と環境エネルギー工学,物質エネルギー工学の研究内容を各講師の研究例をもとに紹介し、化学工学コースでの教育理念を説明する.

【授業計画】
1,2.化学工学(前田)
    ・ガス吸収 ・抽出
3,4.分離工学(山本(拓))
    ・調湿 ・乾燥
5,6.環境流体計測(伊藤)
    ・コンピュータとシミュレーション ・粒子流体プロセス
7,8.高分子材料工学(岸)
9,10.無機材料工学(嶺重)
11,12.熱化学(山本(宏))
  ・化学熱力学入門(熱、仕事、エネルギ−、エンタルピー、エントロピー、ギブズエネルギ−)
  ・化学熱力学の材料科学への応用(資源分離精製、超伝導・磁性物質の探索、材料設計)
13,14.固体表面工学(八重)
  ・表面の重要性と表面処理や薄膜の機能性
  ・固液界面から金属に侵入した水素の挙動
  ・表面構造制御とレーザー分光分析
15.総合解説(化学工学コース全教員)

※定期試験について:定期試験は行わない
※パソコンの利用について:利用しない
※生成系AIの利用について:生成系AIの使用について各講師から指示があれば、その範囲内で使用すること。課題・レポート等は学生本人が作成することを前提としており、生成系AIの出力をそのまま提出することは原則認めない。不正に生成系AIを使用したことが判明した場合は単位を認定しないことがあるので、注意すること。
教科書
教科書は使用せず,講義資料・プリントを配布する。
参考文献
「ベーシック 化学工学」橋本健治著、化学同人
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】ユニバーサルパスポート等で配布する講義資料の事前読み込み(1h×15週)
【復習】講義内容の理解を深め定着させるための講義資料の読み直し、関連項目の文献調査(1.5h×15週)
    レポート作成(3.5h×7回)

合計:62 h
アクティブ・ラーニングの内容
採用しない
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
化学工学を理解し、各講師からのレポート課題について明確な記述ができる者については、講義目的・到達目標に記載する能力(知能・技能、思考力、判断力)の到達度に基づきS>90%, A>80%, B>70%, C>60%による成績評価のうえ、単位を付与する。

【成績評価の方法】
第1回〜第14回の各講師がレポート課題あるいは小テストを実施する(合計7回)。
これらの評価の合計を100%として、受講態度(積極的な質問等)を含めて総合的に評価する。
課題・試験結果の開示方法
ユニバーサルパスポートのクラスプロファイル機能を使って、コメントあるいは講評を返す。

履修上の注意・履修要件
・履修にあたっては「化学工学概論Ⅰ」の単位修得済みであることが望ましい。
・講義資料や授業中に指示した課題を中心に,参考図書なども適宜参照して,十分な予習・復習を行うこと。
実践的教育
該当しない
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。