シラバス情報

授業科目名
有機化学Ⅰ
(英語名)
Organic Chemistry I
科目区分
専門教育科目/教職課程科目
対象学生
工学部
学年
2年
ナンバリングコード
HETBO2MCA1
単位数
2単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度前期
(Spring semester)
担当教員
岸 肇
所属
工学研究科 化学工学専攻
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標9/目標12
オフィスアワー・場所
「履修の手引き」(オフィスアワー一覧)を参照してください。
連絡先
ユニバーサルパスポート(クラスプロファイル・授業Q&A)から連絡してください。

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
3◎
研究科DP
全学DP
教職課程の学修目標
目標1:磨き続ける力/ー

講義目的・到達目標
講義目的
化学工業において重要な位置を占める有機化合物とその反応を関係づける。有機化学Ⅰでは、まず、有機化合物を構成する化学結合、酸・塩基を分類する。次いで、ハロアルカン類を題材として求核置換反応、脱離反応を分類し、応用する。さらに、官能基別に分類し、アルコール類、エーテル類とその反応を関係づけ説明でき、後期の有機化学Ⅱに応用する。

到達目標
・化学結合、酸・塩基の考え方について分類し、説明できる。
・ハロアルカン類を題材として求核置換反応、脱離反応を分類し、説明できる。
・アルコール類、エーテル類とその反応を関係づけ、応用できる。
授業のサブタイトル・キーワード
化学結合、酸・塩基、求核置換反応、脱離反応
講義内容・授業計画
科目の位置付け、教育内容・方法
有機化合物は、プラスチック・ゴム・合成繊維等の高分子材料、農薬・医薬品、化粧品・洗剤等の様々な日用品として我々の生活を支えている。そもそも食品や生体組織も有機物から成り立っている。化学工業は、こうした有機化合物の性質を用い有機化学反応を制御しながら種々の有用物質を生産しているが、そこで必要となる有機化学の基本事項を修得する。まず有機化学Ⅰでは下記計画に基づく講義と演習を通して有機化学物質とその性質・反応機構を分類する。教育方法としては、教科書に加えてプリント配布・プレゼンテーションソフトを用いる。講義中において生成系AIの利用は認めない。学生が事前・事後学習において生成系AIを利用する場合、その出力内容が実験事実に基づく確かなものであることを出典・参考文献に遡って検証することが重要である。

授業計画
1 概要・有機化合物   9 シクロアルカン ・ハロアルカン
2 化学結合(1)     10 求核置換反応(1)
3 化学結合(2)     11 求核置換反応(2)
4 化学結合(3)        12 脱離反応
5 酸と塩基(1)     13 アルコールと反応(1)
6 酸と塩基(2)     14 アルコールと反応(2)
7 中間まとめ                15 エーテルと反応
8 アルカン
教科書
加納航治 著,「基本有機化学」,三共出版
およびプリント配布
参考文献
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】シラバスに記載した次回項目の対応テキスト部分を事前に読む(1h×15週)。
【復習】課題に取り組み講義内容の理解を深める。また、理解定着のためにテキストやプリント資料教材を読み直し、試験に備える(3h×15週)。
合計:60h
アクティブ・ラーニングの内容
採用しない
成績評価の基準・方法
毎回の講義終盤の小レポート(10%)、課題(20%)および試験(70%)にて評価する。講義目的・達成目標に記載した内容の達成度に基づき、S(90 点以上)、A(80 点以上)、B(70 点以上)、C(60 点以上)とする。
課題・試験結果の開示方法
ユニバーサルパスポートのクラスプロファイル機能を使い、コメントあるいは講評を返す。

履修上の注意・履修要件
教科書、講義資料や参考図書なども適宜参照して、十分な予習・復習を行うこと。
実践的教育
該当しない。
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。