シラバス情報

授業科目名
有機分光学
(英語名)
Organic Structural Spectroscopy
科目区分
専門教育科目
-
対象学生
工学部
学年
3年
ナンバリングコード
HETBO3MCA1
単位数
2単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度前期
担当教員
高田 忠雄、西田 純一
所属
工学研究科
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標9
オフィスアワー・場所
随時・C627(西田)
随時・C630(高田)
連絡先
jnishida@eng.u-hyogo.ac.jp (西田)
takada@eng.u-hyogo.ac.jp (高田)

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
6◎
研究科DP
全学DP
教職課程の学修目標
目標1:磨き続ける力

講義目的・到達目標
【講義目的】有機分子の構造解析を行うためには、分光学の理論を学ぶことが重要である。本講義では、分子構造解析の理解を深めることを目的とし、 各種有機分光法(赤外分光、質量分析、紫外分光法、核磁気共鳴分光法)の基礎理論と測定方法を理解し、実際のスペクトルデータを基にしたチャートの読み方と構造解析について学ぶ。
【到達目標】1)有機分光法の基礎理論を習得すること、2)各種スペクトルチャートの解析方法を習得し、有機化合物の分子構造解析ができるようになること、である。

授業のサブタイトル・キーワード
講義内容・授業計画
【講義内容】本講義では、有機分光法(赤外分光、質量分析、紫外分光法、核磁気共鳴分光法)の基礎理論を解説しつつ、それぞれの分光学的手段で分析できる内容や特徴に関して説明する。実際のスペクトルデータを基にした演習問題を多く解き、実際のスペクトル解析の手法を理解する。
【授業計画】
(前半担当:西田)
1. 1-2章 有機化合物の構造解析/
紫外可視分光法 (UV-Vis) の説明と演習
2. 3章 赤外分光法 (IR) の説明と演習
3. 3章 赤外分光法 (IR) の演習
4. 4章 核磁気共鳴分光法 (1H NMR) の説明と演習
5. 4章 核磁気共鳴分光法 (1H NMR) の説明と演習
6. 4章 核磁気共鳴分光法 (1H NMR) の演習
7. IRと1H NMRの総合演習
8. 演習と中間試験
(後半担当:高田)
9. 5章 核磁気共鳴分光法 (13C NMR) の説明と演習
10. 5章 核磁気共鳴分光法 (13C NMR) の演習
11. 6章 質量分析の原理の説明と演習
12. 6章 質量分析の演習
13. 演習: 多重結合を持つ化合物
14. 演習: 酸素や窒素を持つ化合物
15. 総合演習
【生成AIについて】
生成系AIの利用については教員の指示に従うこと。生成系AIによる出力結果をそのまま課題レポートとして提出してはいけない。生成系AIによる出力をそのまま提出したことが判明した場合は単位を認定しない、又は認定を取り消すことがある。
教科書
教科書:「基礎から学ぶ有機化合物のスペクトル解析」小川桂一郎、榊原和久、村田滋 著 (東京化学同人)。さらに適宜プリントを配布する。
参考文献
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】授業に際して指示するテキスト教材の部分を事前読み込み(30h)
【復習】授業後の課題への取り組み(15回、15h)、講義内容の理解を深め定着させるためにテキスト教材を読み直し(15h)
アクティブ・ラーニングの内容
採用しない
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
有機分光学の基礎理論を理解し、スペクトルデータに基づく構造解析ができる者については、講義目的・到達目標に記載する能力(知識・技能、思考力、判断力、表現力等)の到達度に基づき、S(90 点以上),A(80 点以上),B(70 点以上),C(60 点以上)による成績評価のうえ、単位を付与する。
【成績評価の方法】
講義中に行われる小テスト20%、中間試験40% 、期末試験40%の割合で評価を行う。
課題・試験結果の開示方法
レポートはユニバーサルパスポートを通してマイクロソフトオフィス形式ファイル(docx, xlsx, pptx)またはPDF ファイルで提出すること。
履修上の注意・履修要件
有機化学 I,II を履修していること。

実践的教育
該当しない
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。