シラバス情報

授業科目名
化学工学実験
(英語名)
Experiments of Chemical Engineering
科目区分
専門教育科目/教職課程科目
対象学生
工学部
学年
3年
ナンバリングコード
HETBO3MCA4
単位数
2単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
実験 (Experiment)
開講時期
2024年度前期
担当教員
佐藤根 大士、山本 宏明、嶺重 温、福室 直樹、松本 歩、菊池 丈幸、伊藤 和宏、岸 肇、新船 幸二、飯村 健次、柿部 剛史、山本 拓司
所属
​工学研究科​
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標9
オフィスアワー・場所
​随時 教員研究室(事前に教員に連絡すること)​
連絡先
​satone@eng.u-hyogo.ac.jp​

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
6◎
研究科DP
全学DP
教職課程の学修目標
目標1:磨き続ける力/目標3:協働する力

講義目的・到達目標
目的
化学工学実験では、化学実験および物理学実験で習得した基本実験操作をもとに、化学工学コースの講義に関連し、化学工学コースの特徴を示す分野の実験実習を行う。この実験を通して、物質の合成法や電気化学的プロセスを習得し、物性値等の測定・算出や構造解析法を学ぶ。また、物質の移動・拡散、平衡、反応に関する基礎実験や単位操作に基づいた構造物・化学工業装置の設計を行い、化学工学に関する基礎を身につけることを目的とする。これにより講義で学習した内容の理解を深めるとともに、化学工学コースにおいて卒業研究を行うための基礎を身につける。

到達目標
・実験に使用する実験装置・分析機器の使用方法を習得することで、要求される性能を有した構造物を設計できるようになる。
・化学工学分野の基本的な知識と実験において生じた現象とを論理的に結び付けて説明できるようになる。
・得られた実験データを図表を用いてわかりやすく整理できるようになる。
授業のサブタイトル・キーワード
​化学プロセス設計、構造解析​
講義内容・授業計画
講義内容
以下の実験テーマを通して、4年次の卒業研究で必要となる様々な知識、実験操作、機器を用いた解析方法、物質の物性値の測定、化学工業装置の設計等を学ぶ。

授業計画
1.ガイダンス
2.冷却曲線の測定によるZn-Sn2成分系状態図の作成と熱力学諸量の推算(1)
3.冷却曲線の測定によるZn-Sn2成分系状態図の作成と熱力学諸量の推算(2)
4.無機合成実験およびX線構造解析(1)
5.無機合成実験およびX線構造解析(2)
6.無電解めっきによる金属薄膜作製と反応速度(1)
7.無電解めっきによる金属薄膜作製と反応速度(2)
8.単位操作と反応工学I ガス吸収装置の設計
9.単位操作と反応工学I 反応吸収実験
10.単位操作と反応工学I ベンチュリ管の原理
11.単位操作と反応工学Ⅱ 吸着-吸着等温線の測定による吸着材の性能評価-
12.単位操作と反応工学Ⅱ 拡散
13.単位操作と反応工学Ⅱ 反応速度解析
※定期試験は実施しない
※パソコンの利用:テキストに指示する
※この科目は、教職課程 理科(中一種免 高一種免)化学実験科目に含まれます

≪生成系AIの利用について≫
生成系AIの利用については教員の指示に従うこと。生成系AIによる出力結果をそのまま提出してはいけない。生成系AIによる出力をそのまま提出したことが判明した場合は単位を認定しない、又は認定を取り消すことがある。
教科書
​化学工学実験テキスト(ガイダンス時に配布)​
参考文献
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
レポート作成時間は各テーマで異なるため、レポート作成に必要な時間は担当教員の指示に従うこと
アクティブ・ラーニングの内容
​グループ討議も交えながら、実験の考察を検討する。​
成績評価の基準・方法
成績評価の基準
 実験結果を論理的に考察し,簡潔にまとめることができる者については,講義目的・到達目標の到達度に基づき,S(90点以上)、A(80点以上)、B(70点以上)、C(60点以上)による評価の上,単位を授与する.

成績評価の方法
 全ての実験を行い,レポートを提出することを前程として,提出したレポート評価の合計(100%)を基準として,これらの結果および受講態度を総合して評価する.
課題・試験結果の開示方法
​レポートは、それぞれにコメントを付して返す。再提出を通じて、実験原理及びデータ処理・解析への理解を深める。​
履修上の注意・履修要件
事前に実験テキストを熟読し、集合場所と持参するもの(グラフ用紙やPC)を確認のこと。病気やケガなどで欠席する場合は、その日の実験担当教員に必ず連絡し、指示に従うこと。また、欠席理由を証明するもの(病院の領収書や診断書)を提出すること。
実験に適した服装を心掛けること。

実践的教育
​該当しない​
備考
実験に適した服装を心掛けること。
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。