教員名 : 佐藤根 大士
|
授業科目名
分離工学
(英語名)
Material Separation Engineering
科目区分
専門教育科目/教職課程科目
−
対象学生
工学部
学年
3年
ナンバリングコード
HETBO3MCA1
単位数
2単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度後期
担当教員
佐藤根 大士
所属
工学研究科
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標9
オフィスアワー・場所
随時(メールで事前連絡が必要、その際に場所を指定する)
連絡先
satone@eng.u-hyogo.ac.jp
対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
7◎
研究科DP
ー
全学DP
ー
教職課程の学修目標
目標1:磨き続ける力
講義目的・到達目標
講義目的
化学工業をはじめとする工学の分野では、物質を効率的に分離・精製して品質や有用性を向上させることが重要である。物質の分離・精製の過程で発生する種々の現象を解明し、どのような原理の分離操作と分離装置が適しているかを明らかにする必要がある。本講義では、分離プロセスの設計に際して基礎となる考え方を身につける。 到達目標 1)ろ過・膜分離などの材料分離プロセスにおける物質移動速度を、濃度差、圧力差、電位差などの推進力を用いて表現できること。 2)ろ過・膜分離における代表的な分離装置の構造と特徴を理解し、説明および設計できること。 授業のサブタイトル・キーワード
膜分離、ガス分離、固液分離、ろ過
講義内容・授業計画
科目の位置付け
人間の生活に必要な物質を効率的に生産するためには、最適な分離プロセスと分離装置を設計・構築する必要がある。一般に、多成分が混合した原料や製品はそのままでは有用ではなく、単一の成分に分離することで有用性が向上する。混合物を分離精製するための分離操作の原理と、分離装置の設計法の基礎を学ぶ。 授業計画 第1回 授業の内容と目的 第2回 液相分散系の性質 第3回 液中微粒子の特性 第4回 固液分離操作の原理と概要 第5回 ろ過操作の原理と概要 第6回 ろ過装置の設計 第7回 様々な固液分離、ろ過技術 第8回 固液分離演習 第9回 中間試験 第10回 膜分離操作の原理と概要 第11回 膜透過速度 第12回 膜分離モジュール 第13回 膜分離装置の設計 第14回 種々の膜分離技術 第15回 膜分離演習 定期試験 ※授業の進行に合わせ随時小テストを授業内で実施する。 ≪生成系AIの利用について≫ 生成系AIの利用については教員の指示に従うこと。生成系AIによる出力結果をそのまま提出してはいけない。生成系AIによる出力をそのまま提出したことが判明した場合は単位を認定しない、又は認定を取り消すことがある。 教科書
現代化学工学(産業図書) 橋本健治・荻野文丸編
参考文献
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】授業に際して指示するテキスト・資料の事前読み込み(30h)
【復習】レポート作成(3回、15h)、講義内容の理解を深め定着させるためにテキスト、資料、ノートを読み直し(15h) アクティブ・ラーニングの内容
該当しない
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
ろ過・膜分離などの材料分離プロセスにおける物質移動速度を、濃度差、圧力差、電位差などの推進力を用いて表現でき、ろ過・膜分離における代表的な分離装置の構造と特徴を理解し、説明できる者については、講義目的・到達目標の到達度に基づき、S(90点以上),A(80点以上),B(70点以上),C(60点以上)による成績評価のうえ、単位を付与する。 【成績評価の方法】 授業中に指定された課題が全て提出されていること(20%),全ての試験(小テストを含む)を受験すること(80%)を基準とし,これらの結果および授業態度を総合して評価する。 課題・試験結果の開示方法
レポートは原則として講義内で解説する。
課題、講義内容、試験に関する質問は、授業終了後およびオフィスアワーに対応する。 履修上の注意・履修要件
解析学、基礎化学、物理化学、化学工学、流体工学を履修しておくことが望ましい。
≪遠隔授業について≫ ・当授業は、原則全ての授業を対面で実施する予定ですが、天候等その他やむを得ない事情によりオンライン授業を実施する場合があり、自宅等でオンライン授業の受講を視聴できる通信環境(PC・タブレット等の端末やWi-Fi環境)が必要となる場合があります。オンライン授業を実施する場合は事前にユニバーサルパスポートから連絡します。 実践的教育
該当しない
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。
|