シラバス情報

授業科目名
高電界誘電現象論
(英語名)
Phenomenalism of Dielectricsin High Field
科目区分
専門教育科目/ー
電気物性工学専攻科目
対象学生
工学研究科
学年
1年
ナンバリングコード
HETML5MCA1
単位数
2単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度前期
担当教員
上野 秀樹
所属
工学研究科
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標7/目標9/目標12
オフィスアワー・場所
随時(研究室B203室)
連絡先
ueno@eng.u-hyogo.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
研究科DP
1◎/2〇/3〇
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
電気回路,電気磁気学,電気電子物性,高電圧工学,電力工学などの関連する基礎知識をもとに,電力システムとそれを支える誘電体における高電界下での諸現象について講義し,誘電体の工学的応用にあたっての基礎を固めるとともに,新しい技術開発のための指針を与える。また,同時に高電界を発生する手法や計測手法についても実践的に学ぶ。

<到達目標>
電力システムの基礎,高電界現象,電磁界解析,誘電体工学について,その基礎的な事項を十分に理解,説明できること。
電力システムの基礎,高電界現象,電磁界解析,誘電体工学について,電力関連技術における基礎的な課題・問題を抽出・説明し,解決のために適用できること。
授業のサブタイトル・キーワード
電力システム,高電界現象,電磁界解析,誘電体工学
講義内容・授業計画
科目の位置づけ
電力システム,電気電子回路,電磁気,電磁界解析,電気電子材料などの関する基礎的知識をもとに,電力システムとそれを支える誘電体に於ける高電界下での現象について理解していく。

授業計画
1. 電力システムと高電界誘電現象の概要
2. サスティナブル電力システム(1)
3. サスティナブル電力システム(2)
4. サスティナブル電力システム(3)
5. サスティナブル電力システムに関する課題調査
6. サスティナブル電力システムに関する課題調査結果のプレゼンテーションとディスカッション(1)
7. サスティナブル電力システムに関する課題調査結果のプレゼンテーションとディスカッション(2)
8. 環境問題と電力機器における高電界現象
9. 雷放電・静電気放電(ESD)と高電界現象
10. 高電界誘電現象と空間の電位・電界分布
11. 空間の電位・電界分布と電界シミュレーション手法の解説と演習
12. 空間の電位・電界分布のシミュレーションに関する課題調査
13. 空間の電位・電界分布のシミュレーションに関する課題調査結果のプレゼンテーションとディスカッション(1)
14. 空間の電位・電界分布のシミュレーションに関する課題調査結果のプレゼンテーションとディスカッション(2)
15. 電力システムと高電界誘電現象に関する総括と将来展望

※パソコンの利用:プレゼンテーションおよび電位・電界シミュレーションを行う際にはパソコンを使用する

※生成系AIの利用: 生成系AIの利用については指導教員の指示に従うこと。レポート,小論文,学位論文等については、学生本人 が作成することを前提としているため,生成系 AIのみを用いて作成すること はできない。指導教員が認める範囲を超えて生成系AIを使用したことが判明した場合は,単位を認定しない,又は認定を取り消すことがある。
教科書
適宜講義資料を配布する。
参考文献
日髙・横山 基礎電力システム工学 数理工学社
大久保 高電界現象論 オーム社
E.Kuffel, W.S.Zaengl, J.Kuffel, High Voltage Enginerreing:Fundamentals, Newnes
 
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】各回の授業に際して指示する資料の事前読み込み(20h)
    課題についての調査・解析・プレゼンテーションの準備(5h×2回)
【復習】各回講義内容の理解を深め定着させるために資料の読み直し(20h)
    課題についての調査・解析レポートの作成(5h×2回)
アクティブ・ラーニングの内容
課題に関するプレゼンテーションとそれに対する教員・学生間によるのディスカッション
成績評価の基準・方法
成績評価の基準
電力システムの基礎,高電界現象,電磁界解析,誘電体工学について,その基礎的な事項の説明,ならびに基礎的な課題に対して問題抽出と解決のためへの応用に関して,講義目的・到達目標に記載する能力の到達度に基づき,S(90点以上),A(80点以上),B(70点以上),C(60点以上)による成績評価のうえ,単位を付与する。

成績評価の方法
課題に対する作成資料,プレゼンテーションとディスカッション,レポートを総合的に評価し,60点以上で合格とする。
課題・試験結果の開示方法
課題プレゼンテーションについては,その場で適宜講評・コメントを行う。
レポートについては,授業評価アンケートの教員コメント欄あるいはユニバーサルパスポートのクラスプロファイル機能等によって,全体的な講評・コメントを行う。

履修上の注意・履修要件
・電力システム、高電界・高電圧、電気電子材料のやさしい本を事前に勉強しておくことが望ましい。



実践的教育
該当しない
備考
※本学の配付資料を参照してください。
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。