シラバス情報

授業科目名
電気系材料工学
(英語名)
Engineering of Electric Materials
科目区分
材料・放射光工学専攻科目
対象学生
工学研究科
学年
1年
ナンバリングコード
HETMH5MCA1
単位数
2単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度前期
(Fall semester)
担当教員
伊藤 省吾
所属
工学研究科
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標7/目標9/目標13
オフィスアワー・場所
12:15〜12:45・C334室
(メールによる事前連絡が望ましい)
連絡先
itou@eng.u-hyogo.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
研究科DP
1◎
全学DP
1-1◎
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
電気デバイスは物理的理念によって設計されているが、その作製および機能の発現には化学的知識が必要である。例えば、コピー機の感光体ドラムに使用されている有機半導体、二次電池内の電極とイオン導電体材料、薄型ディスプレイの主流の液晶分子素子、さらに新たに登場した新型薄型ディスプレイとして登場した有機電子発光素子(有機EL)などがある。本講義では、電気・電子機器に広く応用されている化学材料の機能について理解を深めることを目的とする。

<達成目標>
電気電子材料の基本的性質を理解し、応用知識を身につけるとともに、概念を応用展開できるようになること。
自らが大学院で研究を進めている材料に関して,電気デバイスに通ずる物理的概念を通して,理解した事項を説明できる事を目標とする.
授業のサブタイトル・キーワード
機能性材料工学概論
講義内容・授業計画
<科目の位置づけ>
材料工学を電気デバイスに実用化するための応用科目。
<教育内容>
自らが大学院で研究を進めている材料に関して,電気デバイスに通ずる物理的概念を通して,理解を深めることを目標とする.具体的には,学生が研究している材料に関しての議論展開をし,その材料の本質を理解するために可能な限り電気デバイスに通ずる物理的概念を用いて考察を深めていく.関連内容は,以下の通りである.

1.薄膜作製設計技術とナノ界面評価技術
2.電気材料に概論
3.燃料電池
4.電気化学とイオン導電性材料
5.光触媒とそれを利用した電子素子
6.導電性高分子の作製と物性
7.セラミックス電気材料
8.半導体センサ(ガス・湿度・温度・光・圧力・放射線・イオン・バイオ)
9.有機半導体
10.液晶ディスプレイ
11.未来の新型太陽電池1: 色素増感型太陽電池
12.未来の新型太陽電池2: 有機薄膜太陽電池
13.カーボン材料
14.プリンタブルエレクトロニクス
15.有機ELディスプレイ


なお,本講義においては,評価を対面によるプレゼンテーションで行うため.生成 AIの利用について制限を設けない.
教科書
講義中に担当教員が用意したものを紹介する.
参考文献
コンパクト電気化学(丸善出版社,著者:岩倉,森田,井上)
ベーシック電気化学(化学同人,著者:大堺,加納,桑畑)
現代 無電解めっき(日刊工業新聞社,著者:縄舟,松岡)

事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安

【予習】授業に際して指示する内容の部分を事前に調査してくる事(30h)、プレゼンテーションの準備(5回,30h)
【復習】プレゼンテーション発表後の質問対策(2回、10h)


アクティブ・ラーニングの内容
採用しない
成績評価の基準・方法
出席(40%)、発表評価(60%)、合計60%以上を合格とする。
課題・試験結果の開示方法


定期試験の代替としての学生成績評価は、プレゼンテーションとレポートの講評として評価を実施する.


履修上の注意・履修要件

授業欠席の際に証明書の提出を要求する場合、「診断書(原本)、診断書(コピー可)、病院の領収書」でも良いこととします.



実践的教育
該当しない
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。