シラバス情報

授業科目名
電磁環境システム工学
(英語名)
Electromagnetic Compatibility inAdvanced Communication Systems
科目区分
電子情報工学専攻科目
対象学生
工学研究科
学年
1年
ナンバリングコード
HETMN5MCA1
単位数
2単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度前期
担当教員
山本 真一郎
所属
工学研究科
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標9
オフィスアワー・場所
火曜13:00〜14:30・書写B612研究室
連絡先
yamamoto@eng.u-hyogo.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
研究科DP
1◎/2〇/3〇
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
【講義目的】
 電子機器、システムにおける電磁環境問題について講義する。電磁環境とは何か、電磁環境対策が何故必要か、どの様な技術分野が含まれるか等について、それらの課題や解決法を説明する。

【到達目標】
 ・電磁環境問題について説明できること。
 ・ノイズ抑制法や不要電磁波吸収・遮へい技術の基礎的事項を取り扱えること。
授業のサブタイトル・キーワード
講義内容・授業計画
【講義内容】
 電磁気学、電波工学、回路理論等の延長として電磁環境の問題を講義する。具体的にはまず、高周波伝送線路について説明し、ノイズの結合や伝搬について述べる。次に、不要電磁波の吸収・遮へい技術の原理と取り扱い方を述べる。

【授業計画】
1.電磁環境とは何か
2.電磁環境の基礎知識
3.高周波伝送線路
4.電子回路内のノイズの結合、伝搬
5.クロストーク
6.ノイズ対策部品
7.平面波の伝搬と伝送線路
8.損失媒質内の電波伝搬
9.電磁波の反射、透過の取り扱い
10.整合について
11.電波吸収体の設計手法
12.電磁遮へい材の設計手法
13.導電材を用いる電磁遮へい
14.遠方界、近傍界における電磁遮へい
15.電磁波反射・透過評価法

生成系AIの利用:
 レポート課題については、学生が作成していることを前提としているため、生成系AIを使用して作成してはいけない。

教科書
講義時に配布のプリント
参考文献
「マイクロ波回路と電波伝搬 改訂版」畠山賢一、榎原 晃、河合 正 著、ふくろう出版 
「初めて学ぶ 電磁遮蔽講座」畠山賢一、蔦岡孝則、三枝健二 著、科学技術出版
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】授業に際して指示する教科書の部分を事前読み込み(25h)
【復習】レポート作成(5回、10h)、講義内容の理解を深め定着させるために教科書を読み直し(25h)
アクティブ・ラーニングの内容
採用しない
成績評価の基準・方法
小テスト、レポートの結果を総合して評価する。
課題・試験結果の開示方法
小テストは、原則次の講義内で解説する。
レポートは、講義の中で紹介しながら講評する。

履修上の注意・履修要件
電磁気学、電気回路、および電磁波関連科目(マイクロ波工学、アンテナ電波伝搬等)を履修しておくこと。

実践的教育
該当しない。
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。