シラバス情報

授業科目名
高周波回路
(英語名)
High Frequency Circuit Theory
科目区分
電子情報工学専攻
対象学生
工学研究科
学年
1年
ナンバリングコード
HETMN5MCA1
単位数
2単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度前期
担当教員
河合 正
所属
工学研究科
電子情報工学専攻
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標9
オフィスアワー・場所
随時・B棟508研究室
(メールによる事前連絡が望ましい)
連絡先
kawai@eng.u-hyogo.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
研究科DP
1◎
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
近年の無線情報通信システムの発展に伴い、マイクロ波・ミリ波など高周波数帯のデバイス、素子の開発設計が重要となる。本講義では、これらのデバイス、素子の設計において基礎となる伝送線路理論の習得とそれを用いた具体的な回路素子の解析や設計を行うことを目的とする。これらの知識を充分に習得すると共に、基本的な高周波回路の設計ができるようになることを本講義の目標とする。
授業のサブタイトル・キーワード
講義内容・授業計画
講義内容
伝送線路理論の習得のため、伝送線路における物理現象、反射係数、透過係数、スミスチャートなど基本的事項について解説する。また、Nポート回路網のインピーダンス行列、F行列、散乱行列の定義やそれらの性質についても解説する。次に、具体的な回路素子として、分配/合成回路、方向性結合器、フィルタなど各種受動回路素子の解析設計を行う。また、設計した回路特性を計算するプログラムの作成も行う。

1:高周波回路の概説
2〜5:伝送線路理論(伝送線路の基本式、物理現象、反射係数、スミスチャート)
6〜8:Nポート回路網の取扱い(各種行列の定義と性質)
9〜12:受動回路素子の設計
13〜14:解析プログラムの作成
15:まとめ

備考:プログラムの作成にあたっては、PCを利用する場合がある。その際には事前に周知する。

<生成系AIに関する注意事項>
生成系AIの利用については教員の指示に従うこと。生成系AIによる出力結果をそのまま課題レポートとして提出してはいけない。生成系AIによる出力をそのまま提出したことが判明した場合は単位を認定しない、又は認定を取り消すことがある。
教科書
D. M. Pozar, Microwave Engineering, Third Edition, John Wiley & Sons, Inc.
参考文献
R. E. Collin, Foundations for Microwave Engineering, McGraw-Hill
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
講義は継続的な内容であるため、受講前に前回講義の復習を30分から1時間程度行うことが望ましい。
アクティブ・ラーニングの内容
採用しない。
成績評価の基準・方法
課題、レポート、プログラミング演習または試験により評価する。
課題・試験結果の開示方法
定期的に演習を行い、翌週にその解答ならびに解説を行う。

履修上の注意・履修要件
実践的教育
該当しない
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。