シラバス情報

授業科目名
電気系工学特別講義Ⅱ
(英語名)
Special Lecture IIRelated to Electrical Engineering
科目区分
電気物性工学専攻科目
対象学生
工学研究科
学年
1年
ナンバリングコード
HETMA5MCA1
単位数
2単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度後期
(Fall semester)
担当教員
菅野 敦史、川西 哲也
所属
非常勤講師(早稲田大学、名古屋工業大学)
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標9
オフィスアワー・場所
講義終了後、教室にて
もしくは、電子メール・ユニバーサルパスポートによる連絡
連絡先
03-5286-3386、052-735-7689

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
研究科DP
1◎/2◎/3◎
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
光と電波の波動性を駆使した大容量通信、極限計測について基礎概念および最新技術について学習し、電磁波を精密に制御することの意義について理解を深め、今後の研究課題設定に反映させる。ICT技術の基礎概念と最新技術の動向を紹介し、基礎理論の実例として大容量通信、光・無線信号発生およびレーダー、ライダーなど関連する応用例を取り上げる。
授業のサブタイトル・キーワード
講義内容・授業計画
講義内容
「光」と「電波」はいずれも電磁波の一種であるが、周波数・波長、伝搬特性の違いからこれまでの利用のあり方は大きく異なってきた。一般に、「電波」では位相、周波数を精度よく制御する技術が進み、「光」は高速性を重視した開発が重視されてきた。精度と速度を兼ね備えた制御が近年の半導体技術の進展により可能となってきており、これまでの「光」、「電波」の概念にとらわれない新たな技術分野が確立しつつある。本講義では、光通信・無線通信の技術動向、光波・電磁波制御技術の理論と実際、超高速通信システムの現状と最新研究、光と電波の波動性を駆使した極限計測技術としてのレーダー、LIDAR技術の基礎など様々な技術の原理とその実応用について解説する。

授業計画予定(研究・学習進度等により内容・講義順が変更になる可能性があります)
●情報通信を理解するための電磁気学と信号伝送システムの基本概念
●変調と復調、信号伝送の基礎
●光変復調、送受信の数学的表現
●通信・センシングシステムの構成と各構成要素の基礎
●最先端光通信・電磁波応用システムの基礎とその実応用例

本講義においては生成AIの利用を予定していないが、学生が利用する場合には参考文献が実在するか等、エビデンス確認・事実確認を必ず行うこと。

教科書
必要に応じて配布予定
参考文献
高速高精度光変調の理論と実際—電気光学効果による光波制御(培風館)
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】授業に際して指示するテキスト・参考資料等を事前読み込み(25h)
【復習】レポート作成(2回、10h)、講義内容の理解を深め定着させるためのノート作成および教材読み直し(25h)
アクティブ・ラーニングの内容
採用しない
成績評価の基準・方法
成績評価の方法
レポート(2回)100%を基準として受講態度(出席状況、積極的な質問等)を含めて総合的に評価する。
レポート提出方法は課題出題時に指示する。

成績評価の基準
講義内容の理解度を測るレポート提出内容に基づき、S(90点以上),A(80点以上),B(70点以上),C(60点以上)による成績評価のうえ、単位を付与する。

課題・試験結果の開示方法
レポート内容を次回講義等で解説する。
履修上の注意・履修要件
電磁気学、特殊関数(ベッセル関数など)に関する講義を既修であることが望ましい。
実践的教育
該当しない
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。