シラバス情報

授業科目名
材質制御学
(英語名)
Control of materials structure andproperties
科目区分
対象学生
工学研究科
学年
1年
ナンバリングコード
HETMH5MCA1
単位数
2単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度後期
担当教員
足立 大樹
所属
工学研究科
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標9
オフィスアワー・場所
随時・C棟C335号室 
連絡先
adachi@eng.u-hyogo.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
研究科DP
3◎/4〇
全学DP
教職課程の学修目標
目標1:磨き続ける力

講義目的・到達目標
【講義目的】
材料の特性は非常に多くの組織因子により決定される。
本講義では金属材料を対象として、主に機械的特性を左右する組織因子を精密に測定する手法を理解することを目的とする。
【到達目標】
1) 機械的特性を左右する組織因子を説明できること
2) 組織因子を測定する適切な手法を提案することができること
授業のサブタイトル・キーワード
キイワード:材料組織、電子顕微鏡、X線回折
講義内容・授業計画
【講義内容】
本講義では機械的性質を左右する組織因子を具体例とし、その組織因子を測定する複数の手法を紹介する。
次に、それらの測定原理を説明した上で、実際の材料に適用する上での問題点等を検証しながら、適切な測定手法について講述する。
【授業計画】
1:ガイダンス 本講義の目的を説明
2:走査電子顕微鏡の仕組み
3:走査電子顕微鏡を用いた組織観察
4:種々の組成分析手法
5:結晶方位解析
6:EBSDを用いた微細組織観察
7:複相組織の微細組織観察
8:複相組織における体積分率測定手法
9:X線小角散乱の理論
10:X線小角散乱測定を用いた微細組織解析
11:X線回折を用いた転位密度測定手法
12:その他の微細組織解析手法
13:微細組織と機械的性質の相関
14:微細組織制御による機械的性質の改善
15:まとめ

生成系AIの利用については教員の指示に従うこと。生成系AIによる出力結果をそのまま課題レポートとして提出してはいけない。生成系AIによる出力をそのまま提出したことが判明した場合はたんいを認定しない、又は認定を取り消すことがある。

教科書
適宜プリント配布
参考文献
X線構造解析、早稲田嘉夫ら著、内田老鶴圃
新版カリティX線回折要論、松村源太郎訳、アグネ承風社
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】授業に際して指示するテキスト・オンデマンド教材の部分を事前読み込み(30h)
【復習】レポート作成(3回、30h)
アクティブ・ラーニングの内容
該当なし
成績評価の基準・方法
成績評価の基準
講義目的・到達目標に記載する能力の到達度に基づき、S(90点以上),A(80点以上),B(70点以上),C(60点以上)による成績評価のうえ、単位を付与する。

成績評価の方法
レポート課題の成績により評価する。

課題・試験結果の開示方法
レポートは、優れた内容のものを講義の中で紹介しながら講評する
履修上の注意・履修要件
・授業中に指示したレポートや事後学習はもとより、「講義内容・授業計画」に記載した内容などについて、十分な予習・復習をして講義に出席すること。
実践的教育
採用せず
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。