シラバス情報

授業科目名
生体機能化学
(英語名)
Biofunctional chemistry
科目区分
応用化学
対象学生
工学研究科
学年
カリキュラムにより異なります。
ナンバリングコード
HETMO5MCA1
単位数
2単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度後期
担当教員
高田 忠雄
所属
工学研究科
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標9
オフィスアワー・場所
随時・C630
連絡先
takada@eng.u-hyogo.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
研究科DP
1◎
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
【講義目的】生体機能化学を学ぶ上で、分子の立体構造の視点から反応と機能を考えることは重要である。本講義では生体分子の機能と材料開発に対する理解を深めることを目的とし、最新の文献を基にして、生体分子材料の現状やそれを取り巻く開発状況について論究する。
【到達目標】1)生体分子の構造と反応の基礎理論を修得すること、2)生体分子を利用した材料開発の現状を理解し、応用・分析できるようになること、である。
授業のサブタイトル・キーワード
講義内容・授業計画
【講義内容】
本講義では、最初に化学結合と分子間相互作用に基づく生体分子の立体構造構築について学ぶ。生体分子を利用したドラッグ開発や機能性材料の開発について、具体例を示しながら説明する。
【授業計画】
第1回:核酸の構造と機能
第2回:ペプチド・タンパク質の構造と機能
第3回:人工核酸の合成
第4回:人工核酸の機能
第5回:核酸を用いた生体分子材料
第6回:核酸を用いたイメージング試薬
第7回:遺伝子診断技術
第8回:核酸と小分子の相互作用と分子認識化学
第9回:核酸二次構造を用いた触媒反応
第10回:核酸創薬とドラッグデリバリー
第11回:核酸アプタマーとバイオセンサー
第12回:蛍光プローブを用いた細胞内分子イメージング
第13回: DNA自己組織化を利用したナノ構造構築
第14回: ゲノム編集
第15回: 核酸医薬の進展
定期試験は実施しない。
【生成AIについて】
生成系AIの利用については教員の指示に従うこと。生成系AIによる出力結果をそのまま課題レポートとして提出してはいけない。生成系AIによる出力をそのまま提出したことが判明した場合は単位を認定しない、又は認定を取り消すことがある。
教科書
特に指定しない。必要に応じて資料を配布する。
参考文献
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】授業に際して指示するテキスト・オンデマンド教材の部分を事前読み込み(30h)
【復習】レポート作成(3回、15h)、講義内容の理解を深め定着させるためにテキスト教材を読み直し(15h)
アクティブ・ラーニングの内容
採用しない
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
生体分子の構造と機能を理解し、生体分子を用いた材料開発の現状を説明できる者については、講義目的・到達目標に記載する能力(知識・技能、思考力、判断力、表現力等)の到達度に基づき、S(90 点以上),A(80 点以上),B(70 点以上),C(60 点以上)による成績評価のうえ、単位を付与する。
【成績評価の方法】
レポートを基準と して、受講態度(積極的な質問等)を含めて総合的に評価する。

課題・試験結果の開示方法
レポートは、優れた内容のものを講義の中で紹介しながら講評する。最終レポートについてはユニバーサルパスポートのクラスプロファイル機能を使って講評を返す。

履修上の注意・履修要件
実践的教育
該当しない
備考
特になし
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。