シラバス情報

授業科目名
生物環境工学
(英語名)
Bioenvironmental Engineering
科目区分
応用化学専攻科目
対象学生
工学研究科
学年
1年
ナンバリングコード
HETMO5MCA1
単位数
2単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度前期
担当教員
武尾 正弘
所属
工学研究科
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標9
オフィスアワー・場所
平日12:15〜13:00 
書写C623室
e-mailで事前連絡が望ましい。
連絡先
履修の手引き記載のe-mailアドレスを参照すること。

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
研究科DP
2◎
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
【講義目的】持続可能な発展を続けるために、環境に優しいバイオテクノロジーを用いた環境修復技術、バイオマスエネルギーの利用技術などを理解することを目的とする。
【到達目標】本講義前半では、我々が置かれた厳しい現状を物質やエネルギー面から理解し、これを説明できること、また、ヒトや他の生物の健康にも環境保全が重要であることから、健康・医療に関連するバイオテクノロジーも理解し、説明できることを到達目標とする。
授業のサブタイトル・キーワード
サブタイトル:ヒトや生物を守る環境バイオ
キーワード:バイオレメディエーション、バイオマス
講義内容・授業計画
本講義では、バイオテクノロジーの中で、今後、地球環境の保全や持続可能な発展を遂げるために必要なバイオ技術について、旧技術と比較しながら、以下の項目について、最新の論文や資料などから講義する。時限的に、ウイルスの分類、生活環、新型コロナウイルスとその検出法を冒頭の授業で実施することがある。

1.我々の置かれた現状
2.バイオテクノロジーの進歩(遺伝子と組換え技術)
3.バイオテクノロジーの進歩(進化工学・クローン技術)
4.バイオテクノロジーの進歩(生態学的評価技術および網羅的解析技術)
5.バイオマスの有効利用(堆肥化と再資源化)
6.バイオマスエネルギー(メタン発酵とエタノール発酵)
7.バイオマスエネルギー(その他のエネルギー化)
8.環境保全とバイオテクノロジー(下水処理)
9.環境保全とバイオテクノロジー(バイオレメディエーション)
10.バイオテクノロジーによる資源回収(リンと重金属)
11.合成高分子の生分解とバイオプラスチック
12.医療・衛生とバイオテクノロジー(抗生物質と耐性菌)
13.医療・衛生とバイオテクノロジー(iPS細胞と再生医療)
14.ウイルス感染症の防除(HIV, 新型インフルエンザ, 新型コロナウイルス)
15.先端バイオテクノロジーと未来

※生成系AIは、レポート作成時に参考にしても良いが、情報の出典を確認すること、また出力結果をそのままレポートに転記することは認めません。
出力結果をそのままレポートに転記したことが判明した場合は単位の認定はいたしません。

教科書
プリント
参考文献
バイオ環境工学(シーエムシー出版)
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】授業の各テーマをあらかじめ告知し、そのテーマに関し、テキストの該当する部分を読むとともに、キーワードのWEB検索などで広く最新の進展を追う(15h)。
【復習】授業後に講義内容をノートに整理し、レポートの下地を作成する(15h)。またレポートを作成する(30h)。
アクティブ・ラーニングの内容
採用しない。
成績評価の基準・方法
講義課題を4回(我々の置かれた現状、バイオテクノロジーの進歩、バイオマスの利用、医療・衛生のバイオテクノロジー)程度に大別し、レポートを課す。講義内容をまとめ、さらに独自の調査を加えたレポートの提出によりSからCまで成績を与える。単なるまとめだけでなく、独自で調査した最新の知見や具体的な数値を盛り込んだレポート、また、それらに対する科学知見に基づく独自の考えを盛り込んだレポートを高く評価する。
課題・試験結果の開示方法
各講義の質問はユニバーサルパスポートのクラスプロファイル機能を使って随時受け付ける。
授業評価アンケートの教員コメント欄にレポート評価に関するコメントもあわせて記載する。
履修上の注意・履修要件
実践的教育
該当しない。
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。