シラバス情報

授業科目名
高分子構造化学
(英語名)
Chemistry of Polymeric Structure
科目区分
応用化学専攻科目
対象学生
工学研究科
学年
1年
ナンバリングコード
HETMO5MCA1
単位数
2単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度後期
担当教員
近藤 瑞穂
所属
工学研究科・応用化学専攻
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標12
オフィスアワー・場所
随時・C631室
連絡先
mizuho-k@eng.u-hyogo.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
研究科DP
1◎
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
【講義目的】
高分子は安価であることから,汎用材料として普及してきた一方で,分子設計の容易さ,多様性を利用してさまざまな高機能材料も開発されてきた。
この講義では,高分子材料の化学構造と諸物性の関係について解説し,近年の高性能材料についても概説する。
また,学生自身の研究分野と高分子機能材料の関わりについて調査・探求させる。
【到達目標】
近年の機能性高分子の発展に関して理解を深めるとともに,自身の研究内容について理解を深め,これらを自身の言葉で説明できるようになること
授業のサブタイトル・キーワード
講義内容・授業計画
主にテキスト5章・6章に準じたスライドを用いる
スライドのコピーは配布しない 

1. ガイダンスと高分子のあらまし
 2. 汎用高分子の構造と性質(1)
 3. 汎用高分子の構造と性質(2)
 4. 高分子・プラスチックの環境負荷の現状と課題(1)高分子のリサイクルの現状
 5. 高分子・プラスチックの環境負荷の現状と課題(2)生分解性高分子
 6. 光機能性高分子(1)透明性材料
 7. 光機能性高分子(2)光応答性材料
 8. 電気電子機能性高分子(1)導電性材料
 9.電気電子機能性高分子(2)発光性材料
10 電気電子機能性高分子(3)光電変換性材料・エネルギー変換材料
11.生体機能性材料(1)医療用高分子
12.生体機能性材料(2)医薬用高分子
13.生体機能性材料(3)生体高分子
14.生体機能性材料(4)生体高分子
15.ショートプレゼンテーション

15回目では個人PCの持ち込みが必要となる場合がある
【⽣成AIについて】
⽣成系AIの利⽤については事例検索、翻訳等に補助的に⽣成系AIを使⽤しても良い。
しかし、⽣成系AIによる出⼒結果をそのままレポートとして提出してはいけない。出⼒結果について
は、事実関係の確認や出典・参考⽂献を確認・追記することが必要である。
⽣成系AIによる出⼒をそのまま提出したことが判明した場合は、レポートの再提出を求めることがある。
教科書
新高分子化学序論 化学同人
ISBN978-4-7598-0258-0
生協などで購入すること
参考文献
井手文雄「特性別にわかる実用高分子材料」工業調査会など
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】授業に際して指示するテキストの該当部分を事前読み込み(10h)説明の少ない部分について自習(10h)
【復習】講義で説明のあった資料の編集・まとめ(10h)講義内容の理解を深め定着させるため演習問題にとりくむ(5h)・該当分野のレポート作成(25h)
アクティブ・ラーニングの内容
該当しない
成績評価の基準・方法
1)自身の研究分野および機能性高分子に関連した原著論文を調査したレポート課題(30点)
2)自身の研究および機能性高分子について調査したレポート課題(30点)
3)1)2)を加味し,自身の研究と高分子の関わりについてショートプレゼンテーションの実施(資料20点,発表20点)
講義目的・到達目標に記載する能力の到達度に基づき、S(90 点以上)、A(80点以上)、B(70 点以上)、C(60 点以上)による成績評価のうえ、単位を付与する。
課題・試験結果の開示方法
レポート課題については,特に工夫の見られた内容,問題のある書き方などについては講義内で紹介・講評する
履修上の注意・履修要件
学内に導入されているSciFinderのアカウントを取得しておくことが望ましい

実践的教育
実施しない
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。