教員名 : 松尾 吉晃
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授業科目名
応用物理化学
(英語名)
Applied Physical Chemistry
科目区分
ー
応用化学専攻科目
対象学生
工学部
学年
1年
ナンバリングコード
HETMO5MCA1
単位数
2単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度前期
担当教員
松尾 吉晃
所属
工学研究科
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標7/目標9
オフィスアワー・場所
水曜日17-18時 C603号室
連絡先
ymatsuo@eng.u-hyogo.ac.jp
対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
ー
研究科DP
2◎
全学DP
ー
教職課程の学修目標
ー
講義目的・到達目標
講義目的
物理化学の原理が工業的にどのように応用されているかをリチウムイオン電池を例として講義することにより、以下の項目を身につけることを目的とする。 到達目標 リチウムイオン電池の構成材料がどのようにして選ばれており、電池の性能がそれらのどのような特性によって決まるのかを説明することができる。また、充放電中の電極反応の解析に対して、種々の分光法のうち、どの手法を適用すればよいかを選択できる。さらに、電池を高性能化させるために必要な材料を提案することができる。 授業のサブタイトル・キーワード
講義内容・授業計画
講義内容
リチウムイオン電池を構成する電極材料や電解液等の構造、 反応及び劣化のメカニズム、 さらにそれらの設計方法などを、 最新の文献の紹介や基礎的な評価法の原理などの解説も織り交ぜて述べることで、物理化学的な考え方が実際の工業でどのように応用されているかを理解できるようにする。 授業計画 1. 履修ガイダンス 2. 電池の原理と種類 3. リチウムイオン電池の原理と材料 4. 電解液とその設計 5. 電解液用有機溶媒の性質 6. 負極材料と反応 7. 黒鉛層間化合物 8. 負極上の表面反応 9. 種々の炭素材料と負極特性 10. 正極材料と反応 11. 正極材料の合成と構造 12. 新規な活物質と特性 13. 新規なイオン伝導体 14. 全固体型リチウムイオン電池の特徴 15. 全固体型リチウムイオン電池の特性 レポート作成時の生成AIの利用は認めない。 教科書
ユニバーサルパスポートより資料を配布
参考文献
リチウム二次電池 小久見善八編著. オーム社, 2008.
自動車用リチウムイオン電池. 金村聖志編著. 日刊工業新聞社, 2010 など 事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】授業に際して指示する教材の事前読み込み(20h)
【復習】演習問題の解答(15回、20h)、講義内容の理解を深め定着させるための教材の読み直し(20h) アクティブ・ラーニングの内容
採用しない。
成績評価の基準・方法
物理化学の基本原理の理解度と論理的な記述能力の到達度に基づき、S(90点以上), A(80点以上), B(70点以上),C(60点以上)による成績評価のうえ、単位を付与する。レポート100%を基準として受講態度も含めて総合的に判断する。
課題・試験結果の開示方法
計算問題は、原則次の講義内で解説する。
レポートの全体的な講評をユニバーサルパスポートのクラスプロファイル機能を使って示す。 履修上の注意・履修要件
実践的教育
該当しない
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。
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