シラバス情報

授業科目名
生体材料学
(英語名)
Biomaterial engineering
科目区分
材料・放射光工学専攻
対象学生
工学研究科
学年
1年
ナンバリングコード
HETMH5MCA1
単位数
2単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度後期
担当教員
三浦 永理
所属
工学研究科材料・放射光工学専攻
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標3/目標7/目標9
オフィスアワー・場所
C337
連絡先
emiura@eng.u-hyogo.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
研究科DP
2◎/1〇
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
新しい医療技術の進歩に伴って,日々新しい生体材料の開発が求められている.この講義では種々の金属系生体材料の特性と応用について講義する.
主に,医療機器の日本市場の状況,薬機法から,生体材料としてのTi合金やCo-Cr合金などの性質(毒性や生体適合性,力学特性)など,生体との材料との間で発現する性質について理解し,新規バイオマテリアル材料開発の方向性を説明出来るレベルに到達することを目標とする.
授業のサブタイトル・キーワード
金属生体材料概論
講義内容・授業計画
講義内容
生体材料は,金属材料,セラミック材料,高分子材料に大別されるが,実際の用途では複数の材料組合せた医療機器として使用されている.この講義では,主に生体用金属材料の特性について学び,さらには毒性や生体適合性など,生体とのかかわりの中で発現する性質について理解する.

授業計画
1. 医療用金属材料の特色と現状
2. 金属材料の医療用途ー整形外科材料
3. 金属材料の医療用途ー循環器材料
4. 金属材料の医療用途ー歯科材料
5. 医療における金属材料の問題点
6. 生体用機器・材料の市場
7. 薬機法
8. 医療用金属材料ーCo-Cr-Mo合金1
9. 医療用金属材料ーCo-Cr-Mo合金2
10.医療用金属材料ーTi合金1
11.医療用金属材料ーTi合金2
12.医療用金属材料ー形状記憶・超弾性合金
13.医療用金属材料ー貴金属合金
14.表面処理・多孔質化
15. 生体環境での性質と評価法

※レポート等の作成に際して,草稿時に補助的に生成系 AI を使用するのは可.生成系 AI のみを用いて作成し提出した場合は単位を認定しない、又は認定を取り消すことがある.
教科書
参考文献
塙隆夫編:医療用金属材料概論,日本金属学会(2010)
監修:岡野光夫 編著:田畑泰彦 編著:塙隆夫:バイオマテリアル その基礎と先端研究への展開,東京化学同人(2016)
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】参考文献の予習(15h)
【復習】レポート作成(15h)、講義内容の復習,参考文献の復習(15h)
アクティブ・ラーニングの内容
採用しない
成績評価の基準・方法
講義中のディスカッション参加(41%)およびレポート課題の内容(59%)で評価. 
ただし,3分の2以上出席しなければ学修到達目標を達成していないと判断し、評価を行わない.

課題・試験結果の開示方法
レポート成績にてフィードバック
履修上の注意・履修要件
実践的教育
該当しない
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。