シラバス情報

授業科目名
材料強度物性学
(英語名)
Theory of Crystal Dislocations
科目区分
材料・放射光工学専攻科目
対象学生
工学研究科
学年
1年
ナンバリングコード
HETMH5MCA1
単位数
2単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度前期
担当教員
土田 紀之
所属
工学研究科
(材料・放射光工学専攻)
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標4/目標9
オフィスアワー・場所
月曜日16:10〜16:40・場所:C123室
連絡先
tsuchida@eng.u-hyogo.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
研究科DP
1◎
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
講義目的
 材料開発や材料設計においては,実験だけでなくシミュレーション(計算)を用いた特性評価も有効に行われている.本講義では,材料強度特性の計算の立場からの取り組みを,代表的な理論の基礎的な話も含めて取り上げる.また,材料開発・設計の基礎以外に,材料設計において必要とされるリサイクル・環境への取り組みについても紹介する.

到達目標
 金属材料の基礎をふまえ,基本的な強度計算をPCを用いて行えるようにする.また,金属材料のリサイクルの現状を調べ,自分の研究内容との関係等を議論できる.
授業のサブタイトル・キーワード
【キーワード】計算工学,材料強度,材料設計,環境
講義内容・授業計画
講義内容
「計算工学」,「材料強度」,「材料設計」,「環境」をキーワードとしてあげ,材料開発から使用,廃棄に至るまでの材料を取り巻くひとつのサイクルについて,以下の内容で講義を行う.

授業計画
1.金属材料の様々な強化機構I
2.金属材料の様々な強化機構II
3.様々な強化機構を利用した材料開発・研究I
4.様々な強化機構を利用した材料開発・研究II
5.Johnston-Gilmanの理論を用いた降伏点の計算I(解説)
6.Johnston-Gilmanの理論を用いた降伏点の計算II (解説)
7.Johnston-Gilmanの理論を用いた降伏点の計算III (演習)
8.Johnston-Gilmanの理論を用いた降伏点の計算IV (演習)
9.最近の鉄鋼業
10.材料のリサイクルI (日本と世界のリサイクル)
11.材料のリサイクルII (製品のリサイクル法)
12.材料のリサイクルIII (自動車のリサイクル)
13.材料のリサイクルIII (都市鉱山)
14.これからの自動車産業と材料I
15.これからの自動車産業と材料II

⽣成系AIの利⽤:⽣成系AIの利⽤については教員の指⽰に従うこと.⽣成系AIによる出⼒結果をそのまま課題レポートとして提出してはいけない.⽣成系AIによる出⼒をそのまま提出したことが判明した場合は単位を認定しない,⼜は認定を取り消すことがある.
教科書
【参考文献】

超鉄鋼—強度2倍×寿命2倍の実力と可能性,長井寿,日刊工業新聞社

W.G. Johnston and J.J. Gilman, J. Applied Physics, 30 (1959), 129. 


参考文献
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】授業で取り上げる内容と話題について,事前調査(15h),レポート課題で取り上げる論文の読み込み(15h)
【復習】レポート作成(20h),講義内容の理解を深め定着させるためにテキスト・スライドを読み直し(10h)
アクティブ・ラーニングの内容
採用しない
成績評価の基準・方法
前半と後半の2回レポート課題を出す.レポート内容で評価する.
S(90点以上),A(80点以上),B(70点以上),C(60点以上)による成績評価を行い,単位を付与する.
課題・試験結果の開示方法
レポートについては,ユニバーサルパスポートのクラスプロファイル機能を使ってコメントを返す.

履修上の注意・履修要件
実践的教育
該当しない
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。