教員名 : 菊池 丈幸
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授業科目名
磁性材料化学
(英語名)
Chemistry of Magnetic Materials
科目区分
ー
—
対象学生
工学研究科
学年
1年
ナンバリングコード
HETMP5MCA1
単位数
2単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度前期
担当教員
菊池 丈幸
所属
工学研究科
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標9
オフィスアワー・場所
随時(事前連絡が望ましい),C534研究室
連絡先
kikuchi@eng.u-hyogo.ac.jp
対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
ー
研究科DP
1◎
全学DP
ー
教職課程の学修目標
目標1:磨き続ける力
講義目的・到達目標
講義目的
遷移金属酸化物をはじめとする様々な物質の磁性を解釈するうえで必要となる基礎的な考え方を学ぶ. 到達目標 磁性材料を対象とした,合成・構造・物性に関する基礎を学び,物質の磁性を適切に応用できる. 授業のサブタイトル・キーワード
無機化学,固体化学,電磁気学,振動・波動
講義内容・授業計画
講義内容
磁性材料,特に酸化物強磁性体を対象として,構造・物性・合成に関する基礎と,磁性材料を応用するうえで必要な様々な知識と考え方を学修する. 1. 講義概要,様々な磁性材料とその応用分野の紹介 2. 基礎電磁気学1:電流と磁場 3. 物質の磁性1:磁場,磁束密度,磁化 4. 物質の磁性2:磁性体の分類,磁区と磁壁 5. 物質の磁性3:静的磁化機構,様々な磁気異方性 6. 物質の磁性4:ランジュバンの常磁性理論,常磁性磁化率 7. 酸化物の磁性1:フェライトの分類,結晶場安定化エネルギー 8. 酸化物の磁性2:スピネルフェライトの結晶構造と磁気特性 9. 磁化測定の方法 10. 計測の自動化,測定値の不確かさの評価 11. 高透磁率フェライト(ソフトフェライト) 12. 高保磁力フェライト(ハードフェライト) 13. フェライトの組織構造と一般的製造法 14. 特殊な製造法 15. 最先端の磁性材料研究の紹介 【生成系AIの利用について】 生成系AIの利用については教員の指示に従うこと.課題レポートの作成や事前・事後学習に当たり,事例検索,翻訳等に補助的に生成系AIを使用しても良い.ただし,生成系AIの出力した内容について,事実関係の確認や出典・参考文献を確認・追記することは必須であり,これを実施していない課題レポートには点数を与えない. 教科書
指定教科書はありません.事前に講義スライドの一部を資料として配布します.
参考文献
平賀貞太郎 他共著,フェライト,丸善.
村石治人著,新版 基礎固体化学,三共出版. 事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】事前配布資料を事前読み込み(20h)
【復習】レポート作成(2回、10h),講義内容の理解度を深め定着させるために配布資料を読み直し(20h),理解度をチェックすることを目的とした課題に取り組む(2回,10h) アクティブ・ラーニングの内容
採用しない
成績評価の基準・方法
講義目的・達成目標に記載した内容の達成度にもとづいて,S(90 点以上),A(80 点以上),B(70 点以上),C(60 点以上)とする.
成績評価の割合は,定期試験 80%,課題レポート 20% とする. 課題・試験結果の開示方法
レポートおよび課題については,提出後の最初の講義で全体的な講評や模範解答を示す.
履修上の注意・履修要件
実践的教育
該当しない
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。
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