教員名 : 新船 幸二
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授業科目名
反応分離工学セミナー
(英語名)
Seminar on reaction and separation engineering
科目区分
ー
応用化学・化学工学専攻共通科目
対象学生
工学研究科
学年
1年
ナンバリングコード
HETDA7MCA1
単位数
2単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度後期
担当教員
新船 幸二、飯村 健次、佐藤根 大士、山本 拓司
所属
工学研究科
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標7/目標9
オフィスアワー・場所
金曜12:10〜13:00・C403室
連絡先
arafune@eng.u-hyogo.ac.jp
対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
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研究科DP
2◎/3◎
全学DP
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教職課程の学修目標
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講義目的・到達目標
【講義目的】
エネルギー資源と環境に関する諸問題は地球の将来を考える上でますます重要になっている。本セミナーでは、環境やエネルギー問題を基礎的に検討する上で重要な分子気体の移動現象、大気の運動を考える上で重要な環境流体輸送現象、熱および物質移動論を中心に移動現象の考え方や自然エネルギーの有効利用法について論述し、環境技術および自然エネルギー利用技術の基礎とその応用について理解を深める。 【到達目標】 環境・エネルギー等の問題に対して、その課題を各移動現象を用いて説明することができ、さらにはその解決法について議論が出来るようになること。 授業のサブタイトル・キーワード
講義内容・授業計画
(新船幸二/ 4回) 環境やエネルギー問題を基礎的に検討する上で重要な気体の運動量、エネルギーおよび物質の移動過程は気体分子の相互衝突ならびに分子と壁面の衝突による物理量の交換によって起こる。これらを基礎的に学ぶとともに現象方程式および移動係数の物理的内容を平衡および非平衡気体論に基づいて論述する。また、減圧下での特異現象についても理論および実験事例を示しながら解説する。
(山本拓司/ 4回) 密度成層乱流場である大気中における熱移動および大気中での汚染物質の広がりを検討する上で重要な物質拡散現象について、安定成層と不安定成層状態での乱流輸送機構に基づきその特徴を論じる。また、乱流モデルを用いた予測手法を解説するとともに、その問題点を論述する。 (飯村健次/ 4回) エネルギーの有効利用を考える上で、特に多孔質体内での熱と物質の移動を促進する必要がある。多孔質体内での熱と物質の移動を予測し、制御するために熱移動を中心として熱と物質の同時移動に関する最近の研究を詳解する。 (佐藤根大士/ 3回) 環境技術および自然エネルギー利用技術の基礎とその応用を議論する上で、状況に応じて物質移動の促進及び抑制を行う必要がある。また、化学工学においてはこのような技術を実プロセスに応用することが重要であることから、物質移動のモデル化と実プロセスへの応用に関する研究事例を解説する。 *パソコンの使用:毎回使用予定 ※生成系AIの利用について:生成系AIの使用について指導教官から指示があれば、その範囲内で使用すること。課題・レポート等は学生本人が作成することを前提としており、生成系AIの出力をそのまま提出することは原則認めない。不正に生成系AIを使用したことが判明した場合は単位を認定しないことがあるので、注意すること。 教科書
プリント等を適宜配布
参考文献
「反応工学」、「分離工学」、「移動現象」などをキーワードとする図書全般。
例えば ”Transport phenomena", R.B.Bird, W.E.Stewart, E.N.Lghtfoor, JOHN WILEY & SONS, INC. 事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】次回講義の内容について、事前に調査および読み込みを行う(15h)。
【復習】レポート作成(4回、48h) アクティブ・ラーニングの内容
グループワークを取り入れる。
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
環境やエネルギー問題を基礎的に検討する上で重要な反応・分離・移動現象の考え方を理解し、環境技術および自然エネルギー利用技術の基礎とその応用について習得したものに単位を付与する。なお、講義目的・到達目標に記載する能力の到達度に応じてS(90点以上), A(80点以上), B(70点以上), C(60点以上), により成績評価を行う。 【成績評価の方法】 レポート(80%),討論(20%)を基準として、受講態度も含めて総合的に評価する。 課題・試験結果の開示方法
レポートについてはレポートへの直接記入および口頭により解説・講評を行う。
履修上の注意・履修要件
実践的教育
該当しない
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。
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