教員名 : 梅山 有和
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授業科目名
先端有機反応化学セミナー
(英語名)
Advanced Seminar of Organic Materials
科目区分
ー
応用化学専攻科目
対象学生
工学研究科
学年
1年
ナンバリングコード
HETDA7MCA1
単位数
2単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度後期
担当教員
梅山 有和、近藤 瑞穂、西田 純一
所属
工学研究科(応用化学専攻)
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標7/目標9
オフィスアワー・場所
随時、C619室
連絡先
umeyama@eng.u-hyogo.ac.jp
対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
ー
研究科DP
2◎
全学DP
ー
教職課程の学修目標
ー
講義目的・到達目標
有機化学の重要な役割のひとつとして新機能を有する物質を提供するという課題がある。そのために、新しい反応の開発や、これまで知られていない構造を持つ化合物を構築することが求められる。本講義では、高付加価値(電子特性、発光特性など)を有する有機機能性材料にいたる有機化合物の分子設計の指針と、市販の有機物質からそれら機能をもつ有機化合物を合成する手法について履修する。さらに、有機化学の最近のトピックスを原著論文を取り上げて解説し、機能性有機材料の評価法や機能発現メカニズムについて理解する。
授業のサブタイトル・キーワード
機能有機化学、有機光化学
講義内容・授業計画
|授業計画|
(教授 梅山有和/ 5回) 有機炭素原子の結合特性を生かして合成化学的な見地から光学的な機能を発現する有機共役系化合物などの分子設計を理解する。 1. 有機化学者が知っておくべき理論化学的基礎 2. 共役分子と芳香族性 3.遷移金属触媒を用いた有機色素の合成 4.機能性色素への有機合成化学的アプローチ 5.ナノサイエンスへの有機合成化学的アプローチ (准教授 西田純一/ 5回)|有機エレクトロニクスデバイスの高性能化と高機能化に関連した有機半導体や色素、発光材料の分子設計について理解する。 6. 有機電界効果トランジスタに利用できるp型とn型有機半導体の分子設計 7. 有機電界効果トランジスタに利用できる可溶性有機半導体の分子設計 8. 有機発光素子の高性能化が期待できるリン光性金属錯体の分子設計 9. 有機発光素子の高性能化が期待できる熱活性遅延蛍光材料の分子設計 10. 機能性エレクトロクロミズムを提供する有機色素の分子設計 (准教授 近藤瑞穂/ 5回) 光によって機能を発揮する有機材料のうち、特に高分子材料について、原著論文などの購読をとおして理解する。 11. 屈折率制御と高透明性高分子材料 12. 高複屈折高分子材料 13. 光異性化と液晶の相転移 14. 光配向性高分子材料 15. 光運動材料・光反応性接着剤 生成系AIの利用:生成系AIの利用については教員の指示に従うこと。生成系AIによる出力結果をそのまま課題レポートとして提出してはいけない。生成系AIによる出力をそのまま提出したことが判明した場合は単位を認定しない、又は認定を取り消すことがある。 教科書
なし
参考文献
構造有機化学(東京化学同人)、大学院講義有機化学(東京化学同人)
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】授業に際して指示する参考文献や論文を事前読み込み(30h) 【復習】講義内容の理解を深め定着させるために参考文献や論文を読み直し(30h) アクティブ・ラーニングの内容
少人数のアクティブ・ラーニングは実施していないが、ユニバーサルパスポートを通じて、授業計画を事前に掲示して事前学習を促したり、各授業ごとに小テストを取入れ、習熟具合の確認をしている。
成績評価の基準・方法
毎回のレポート50%、最終レポート50%を基準として受講態度も含めて総合的に判断する。講義目的・到達目標に記載する能力の到達度に基づき、S(90点以上),A(80点以上),B(70点以上),C(60点以上)による成績評価のうえ、単位を付与する。
課題・試験結果の開示方法
出席レポートは、原則次の講義内で解説する。
レポートは、それぞれにコメントを付して返す、最終レポートについてはユニバーサルパスポートのクラスプロファイル機能を使って講評を返す。 履修上の注意・履修要件
実践的教育
該当しない
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。
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