材料製造学セミナー

Seminar on Material ProductionEngineering

ー

化学工学専攻共通科目

工学研究科

1年

HETDA7MCA1

2単位

講義 (Lecture)

2024年度後期

山本 宏明、福室 直樹

工学研究科

日本語

目標7／目標9／目標13

随時・担当者研究室

fukumuro@eng.u-hyogo.ac.jp(福室)
hyama@eng.u-hyogo.ac.jp(山本)

ー

1◎／2〇

ー

ー

[講義目的]
実用化されている材料の製造は、資源の分離、精製、成形、加工等の多段階プロセスからなっている。本セミナーでは、それらの多段階製造プロセスを物理化学的に検討した最新の学術論文を輪読し、論文の読解力を養うとともに，その内容を討論することで新規分野の開拓能力を養う。
[達成目標]
・平衡論と速度論を駆使して理論と実操業の接点を考察した最新の学術論文の内容を説明できる。(知能・技能・思考力)
・平衡電気化学に基づく電位-pH線図など、めっきを中心とする成膜や腐食および防食について論じた最新の学術論文の内容を説明できる。(知能・技能・思考力)
・酸素ポテンシャル図などの化学平衡図に基づき、酸化還元経路を論じた学術論文の内容を説明できる。(知能・技能・思考力)

サブタイトル：理論と実操業の接点
キーワード：希少資源分離精製、資源循環、エコマテリアル、グリ−ントランスフォーメ−ション(GX)

[講義内容]
資源の分離、精製、成形、加工等の材料の製造プロセスについて物理化学的に検討した学術論文を輪読し、その内容についてプレゼンテーション・討論を行う。

[授業計画]
第１−８回　山本宏明
平衡論と速度論を駆使して理論と実践の接点を考察した最新の学術論文を輪読する。
酸素ポテンシャル図などの化学平衡図に基づき、酸化還元経路を論じた学術論文を輪読する。

第９−１５回　福室直樹
平衡電気化学に基づく電位-pH線図など、めっきを中心とする成膜や腐食および防食について論じた最新の学術論文を輪読する。

＊定期試験はしない。
＊PC：使用しない。
＊生成系AIの利用については教員の指示に従うこと。生成系AIによる出力結果をそのまま課題レポートとして提出してはいけない。生成系AIに
よる出力をそのまま提出したことが判明した場合は単位を認定しない、又は認定を取り消すことがある。

配布プリント

化学熱力学，香山滉一郎　著，アグネ技術センター
改訂　化学熱力学の基礎演習問題、香山滉一郎　著，アグネ技術センター

【予習】授業に際して指示する学術論文のを事前読み込み（15ｈ）、プレゼンテーションの準備（10ｈ）
【復習】レポート作成（2回、計40ｈ）、講義内容の理解を深め定着するため資料検索・閲覧（25ｈ）

学術論文の内容を説明するプレゼンテーションを行いディスカッションする。

成績評価の基準
　多段階製造プロセスを物理化学的に検討した最新の学術論文を読解し、新たな研究計画を立案できる能力を養った者に単位を授与する。
　講義目的・到達度目標に記載する能力(知識・技能、思考力、判断力、表現力等)の到達度に応じてS(90点以上)、A(80点以上)、B(70点以上)、C(60点以上)の成績を与える。
　レポート、プレゼンテ−ション、受講態度(積極的な質問等)を含めて総合的に評価する。

レポートは、コメントを付して返す。

・授業欠席の際、診断書(コピー可、病院の領収書でもよい)を提出すること。

該当しない