シラバス情報

授業科目名
公共政策と経済
(英語名)
Public Policy and the Economy
科目区分
専門教育科目
対象学生
環境人間学部
学年
カリキュラムにより異なります。
ナンバリングコード
HHHBE2MCA1
単位数
2.0単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度前期
(Spring semester)
担当教員
中嶌 一憲
所属
環境人間学部
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標8
オフィスアワー・場所
オフィスアワー一覧表(ユニバーサルパスポートに掲示)を参照
連絡先
オフィスアワー一覧表(ユニバーサルパスポートに掲示)を参照

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
2◎/1〇/3〇
研究科DP
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
【講義目的】われわれの生活を取り巻く経済に,様々な政策がどのように影響を及ぼすかを考える上で,経済学の視点は必要不可欠である.本講義では経済学の基礎に対する理解を深めることを目的とし,様々な政策とそれに関連する諸問題について論究する.
【到達目標】1)ミクロ経済学に関する基礎的知識をもって経済現象を説明すること,2)政策に対して経済学的な考察を行うことができるようになること,である.
授業のサブタイトル・キーワード
キーワード:消費者余剰,生産者余剰,社会的余剰,比較静学
講義内容・授業計画
【講義内容】ミクロ経済学を用いて,どのように経済問題を考えるのか,様々な経済問題を解決するために,どのような政策手段が有効なのか等を現実の状況を踏まえながら考えていく.なお,前半はミクロ経済学の基礎理論を,後半はいくつかのトピックを挙げ,その中で経済学がどのように使われるのかを示す.
【授業計画】
  1. ガイダンス(本講義の目標および概要)
  2. 消費者行動効用最大化問題、需要曲線、消費者余剰
  3. 生産者行動利潤最大化問題、供給曲線、生産者余剰
  4. 価格弾力性
  5. 需要と供給の均衡分析1完全競争市場
  6. 需要と供給の均衡分析2比較静学
  7. 余剰分析の基礎市場均衡と余剰
  8. 余剰分析の応用1税金や補助金の効果
  9. 余剰分析の応用2規制の効果
  10. 外部性・公共財と市場の失敗
  11. 費用便益分析
  12. 都市の形成と地域の産業
  13. 地球温暖化とその対策
  14. 観光と環境評価
  15. まとめと評価(到達度の確認)
定期試験
※生成系AIの利用: 生成系AIの利用については教員の指示に従うこと.生成系AIによる出力結果をそのまま課題レポートとして提出してはいけない.生成系AIによる出力をそのまま提出したことが判明した場合は単位を認定しない,又は認定を取り消すことがある.
教科書
講義にて資料配布
参考文献
  • 神戸伸輔・寳多康弘・濱田弘潤『ミクロ経済学をつかむ』有斐閣,2006.
  • 石倉智樹・横松宗太『公共事業評価のための経済学』コロナ社,2013.
  • 日引聡・有村俊秀『入門環境経済学』中公新書,2002.
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】講義の対象となる講義資料を前もって読んでおくこと(目安として2時間程度)
【復習】講義で出てきた図を用いて自分で一から説明する,講義資料の練習問題を解くなどして,講義内容の理解を定着させること(目安として2時間程度)
アクティブ・ラーニングの内容
採用しない
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】ミクロ経済学の基礎理論を理解し,それを様々な政策分析に応用できる者に単位を授与する.また,講義目的・到達目標に記載する能力(知識・技能,思考力,判断力,表現力等)の到達度に基づき, S90点以上),A80点以上),B70点以上),C60点以上)による成績評価のうえ,単位を付与する.
【成績評価の方法】期間中の中間テスト(40%),期末試験(60%)を基準として,追加レポートを含めて総合的に評価する.
課題・試験結果の開示方法
  • テストおよび講義内での練習問題は,原則次の講義内で解説する.
  • 講義終了後に講義に関する質問やコメントをユニバーサルパスポートにて書いてもらい,次の講義の最初に教員が質問に答えたり,コメントを紹介するなどして情報共有をはかる.
履修上の注意・履修要件
  • 履修にあたっては,経済学の素養がある方が望ましいが,本講義は経済学を学んだことのない受講者を念頭におき,簡単な図表を用いて行う(ただし,一次関数の知識が必要).
  • 授業中に指示した宿題や事前・事後学習はもとより,「講義内容・授業計画」に記載したテキスト等の該当箇所などについて,十分な予習・復習をして講義に出席することが望ましい.
実践的教育
該当しない
備考
担当教員は気候変動問題を中心に環境経済モデルを用いた政策評価に関する研究を行っている.この講義は,担当教員の専門分野である環境経済学の基礎的な部分を解説するものである.詳細は教員研究者データベースHPhttps://cv01.ufinity.jp/u_hyogo/)を参照のこと.
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。