シラバス情報

授業科目名
人間発達論
(英語名)
Human Development
科目区分
専門基礎科目(専門関連科目)/教職課程科目
対象学生
環境人間学部
学年
カリキュラムにより異なります。
ナンバリングコード
HHHBE2MCA1
単位数
2.0単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度前期
(Spring semester)
担当教員
保坂 裕子
所属
環境人間学部
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標3/目標4/目標5/目標10/目標16
オフィスアワー・場所
オフィスアワー一覧表(ユニバーサルパスポートに掲示)を参照のこと
連絡先
オフィスアワー一覧表(ユニバーサルパスポートに掲示)を参照のこと

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
1◎/2〇
研究科DP
全学DP
1-1◎/2-1〇/4-1〇
教職課程の学修目標
目標2:教え、寄り添う力

講義目的・到達目標
【講義目的】環境と人間とのかかわりを理解するうえでは、人間の発達に関する基本的プロセスや理論を身につけておくことが前提となる。
本講義では、人間発達にかかわる基礎理論を学ぶとともに、社会・文化的環境とのかかわりにも視野を広げることを目的とする。

【講義目標】本講義の到達目標は、(1)発達心理学の基礎について説明することができる、(2)現代における人間の発達と社会・文化的環境とを関係づけることができる、である。
授業のサブタイトル・キーワード
【サブタイトル】ひとの生き方について考えるための基礎知識を身につけるための発達心理学入門
【キーワード】生涯発達心理学、発達の多様性、発達と社会文化環境との関係
講義内容・授業計画
【講義内容】
 本講義では、乳幼児から大人へと展開する人間発達のプロセスを、時系列に沿って検討するのみならず、人間発達に大きな影響を及ぼす、社会−文化的要因についても講義する。そもそも発達とは何であるのか、それがどのように研究されてきたのかといった、発達心理学の基礎から生涯発達心理学への流れについて学び、これからのひとの生き方の多様性と可能性について検討する。

【授業計画】
1.ガイダンス:本講義の目的や概要について説明する
2.発達とは何か
3.発達心理学の三つの問い
4.発達研究における理論の役割
5.胎児期
6.乳児期1:知覚・認知機能の発達
7.乳児期2:愛着の形成
8.幼児期1:ことばの発達
9.幼児期2:自己の発達
10.学童期:学び・教育と社会席発達
11.青年期1:子どもからの脱却(思春期)
12.青年期2:アイデンティティと大人になるということ
13.成人期以降:老いに向かっていくこと
14.人間発達研究の課題
15.まとめと評価:到達度の確認(これからのひとの生き方と多様性の可能性についての考察)

※パソコンの利用:各講義の担当教員がユニバーサルパスポートで知らせる事前事後の指示に従うこと。 ※生成系AIの利用:生成系AIについては原則使用しない。課題・レポート等の作成に際して、教員が認める範囲を超えて生成系AIを使用したことが判明した場合は、単位を認定しない。また認定を取り消す。
教科書
指定なし。
参考文献
適時、提示する。
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】ユニバーサルパスポートで提示する課題について、レポートの作成(15h)ディスカッションのための準備(5h)
【復習】講義のふりかえりとユニバーサルパスポートで提示する課題に取り組む(20h)レポートの作成(2タイトル。10h)
アクティブ・ラーニングの内容
5人程度のグループにわかれて、毎時の講義内容についてディスカッションを行う。
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
人間の発達の基本的プロセスおよび基礎理論を修得した者に単位を授与する。
講義目的・到達目標に記載する項目の到達度に基づき、S(90点以上),A(80点以上),B(70点以上),C(60点以上)による成績評価のうえ、単位を付与する。

【成績評価の方法】
講義中に行う発表および、小レポートおよびディスカッション40%、最終のレポート60%を基準として、受講態度(積極的な質問、自主レポート等)を含め、総合的に評価する。
課題・試験結果の開示方法
毎時、講義のなかで講評を行うとともに、ユニバーサルパスポートを介して、コメント評価を行う。その他のレポート課題に関しても、ユニバーサルパスポートを活用し、評価およびフィードバックを行う。
履修上の注意・履修要件
・「心理学」を履修していることが好ましい。
・履修にあたっては、十分に予習・復習をして講義に出席すること。

実践的教育
該当しない
備考
この講義は環境人間学部での学びの基盤となる知識を習得する科目の一つである。担当教員の専門分野を含む心理学全般の学問的基礎について解説する。 担当教員は、移行期における人間発達、とくにナラティヴによる青年期のアイデンティティ研究および困窮状況にある子どもの発達支援に関する実践と研究を行っている。担当教員の詳細については環境人間学部人間形成系教員のHP(教員(研究者) | かんなび【兵庫県立大学 環境人間学部】 (shse-maga.com) )もしくはresearchmap を参照のこと。 
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。