シラバス情報

授業科目名
環境コミュニケーション論
(英語名)
Environmental Communication
科目区分
専門教育科目
対象学生
環境人間学部
学年
2年
ナンバリングコード
HHHBE2MCA1
単位数
2.0単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度前期
(Spring semester)
担当教員
糟屋 美千子
所属
環境人間学部
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標10/目標13
オフィスアワー・場所
オフィスアワー一覧表(ユニバーサルパスポートに掲示)を参照のこと。
連絡先
オフィスアワー一覧表(ユニバーサルパスポートに掲示)を参照のこと。

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
3◎/1〇/2〇
研究科DP
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
【講義目的】環境コミュニケーションとは何かを理解し、コミュニケーションの要素をクリティカル・ディスコース分析の視点から分析・考察できる力を身につけることを目的とする。
【到達目標】クリティカル・ディスコース分析の手法を適用することで、環境コミュニケーションによりどのようなメッセージが送られているかを説明でき、その問題点や望ましい環境コミュニケーションのあり方を述べることができる力をつけることを目標とする。


授業のサブタイトル・キーワード
講義内容・授業計画
【講義内容】環境コミュニケーションとは、個人・行政・企業・NGOなどが、持続可能な社会の構築を目指して、対話により相互理解をし、パートナーシップを形成していくためのコミュニケーションである。本講義では、環境コミュニケーションを考察するための手段として、ディスコースの社会的分析であるクリティカル・ディスコース分析の手法を学び、環境コミュニケーションの具体例を取り上げて分析を行う。そして、環境コミュニケーションにより、どのようなメッセージが送られているかを明らかにし、その問題点を検討したうえで、環境コミュニケーションの望ましいあり方を考察する。

【授業計画】
1.ガイダンス (本講義の目的・目標・概要)
2.環境コミュニケーションとは何か
3.様々な環境コミュニケーションの形態 (環境広告・報告書・シンポジウム・意見交換会)
4.様々な環境コミュニケーションの形態 (環境に関する雑誌記事・報道・ドキュメンタリー)
5.社会分析としてのクリティカル・ディスコース分析(目的と手法)
6.環境に関わる出来事の表象
7.環境に関わる行為者の表象
8.言語的要素からみる環境メッセージ(情報の選択)
9.言語的要素からみる環境メッセージ(語彙・語法)
10.言語的要素からみる環境メッセージ(話の展開)
11.視覚的要素からみる環境メッセージ
12.環境広告・環境報告書の分析
13.環境に関する報道の分析
14.環境に関する絵本・写真の分析
15.まとめと評価(到達度の確認)

※生成系AIの利用: 生成系AIの利用については教員の指示に従うこと。生成系AIによる出力結果をそのまま課題レポートとして提出してはいけない。生成系AIによる出力をそのまま提出したことが判明した場合は単位を認定しない、又は認定を取り消すことがある。
教科書
ユニバーサルパスポートの「授業資料」にて資料を配布する。
参考文献
ノーマン・フェアクラフ著:ディスコースを分析する、2016、くろしお出版
ティム・ラプリー著:会話分析・ディスコース分析・ドキュメント分析、2018、新曜社など(図書館にあり)
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】授業に際して指示する資料を事前読み込み(15h)、課題の準備(15h)
【復習】講義内容の理解を深め定着させるために資料を読み直し(15h)、レポートの準備および作成(2回、15h)



アクティブ・ラーニングの内容
5人程度のグループに分け、グループでのディスカッションを行う。
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
環境コミュニケーションを理解し、そのディスコースの分析ができるものに単位を授与する。講義目的・到達目標に記載する能力(知識・思考力・分析力・表現力等)の到達度に基づき、S(90点以上)、A(80点以上)、B(70点以上)、C(60点以上)による成績評価のうえ、単位を付与する。
【成績評価の方法】
中間レポート30%、最終レポート70%を基準として、授業ごとの小課題や受講態度を含めて総合的に評価する。
課題・試験結果の開示方法
小課題・レポートは、優れた内容のものを講義の中で紹介しながら講評する。最終レポートについてはユニバーサルパスポートのクラスプロファイル機能を使って講評を返す。
履修上の注意・履修要件
授業中に指示した課題や事前・事後学習に取り組み、配布した資料について十分な予習・復習をして講義に出席すること。



実践的教育
該当しない。
備考
担当教員はメディア・ディスコースの研究を行っている。本講義は、担当教員の専門分野であるメディア研究、クリティカル・ディスコース研究に基づいたコミュニケーション論を解説するものである。詳細は、教員データベースHP (https://cv01.ufinity.jp/u_hyogo/)を参照のこと。





英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。