シラバス情報

授業科目名
子ども環境論
(英語名)
Study of Children's Environment
科目区分
専門教育科目
対象学生
環境人間学部
学年
2年
ナンバリングコード
HHHBE2MMA1
単位数
2.0単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度前期
(Spring semester)
担当教員
尾﨑 公子
所属
環境人間学部
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標4
オフィスアワー・場所
オフィスアワー一覧表(ユニバーサルパスポートに掲示)
連絡先
オフィスアワー一覧表(ユニバーサルパスポートに掲示)

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
2◎
研究科DP
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
【講義目的】こどもが育つ環境をどのように整備していくべきかを考案していく力量形成を図ることを目的とし、こどもの社会化を担う学校・家庭・地域の現状、課題について論究していく。
 
【講義目標】
 1)こどもが育つ環境について、どのような課題があるかを理解し、説明することができる
 2)上記の課題に対して、どのような対策を講じることができるかについて、自分の考えを述べることができる

授業のサブタイトル・キーワード
サブタイトル:こどもの育つ根っこを育てる環境の追究
キーワード:こどもの最善
講義内容・授業計画
【講義内容】
 少子化やライフスタイルの変化により、こどもの育つ環境が大きく変化している。本講義では、こどもの社会化を担う学校/家庭/地域の現状と課題を検討する。特に、学校と学校外のひと・もの・こととの有機的なつながりが、こどもたちの生活・学習環境を豊かにするとともに、地域社会を活性化させている事例を取り上げる。そうした事例を通して、こどもたちの生きる根っこを育てる環境を考えていく。
 また、授業計画3〜6のいずれかの回で、弁護士などをゲストティーチャーとして招き、こどもの人権、こども支援の現状に触れる機会を提供する予定である。

【授業計画】
1.ガイダンス 本講義の目標と概要説明
2.養育史〜こどもはどのように育まれてきたのか?〜
3.虐待①虐待に至る要因・背景を学ぶ
4.虐待②体罰としつけの違いを理解する
5.いじめ
6.こどもの権利条約〜こどもの声を聴く
7.エンパワーメント〜こどもの持つ力 
8.こどもの貧困
9.原風景地図 ①作成、分析 個人作業とグループ作業
10.原風景地図 ②グループによるプレゼンテーション 
11.こどもと地域 
12.遊び場・道の機能
13. 具体的取組 ① 神河町山村留学
14. 具体的取組 ② 明石市こども施策
15. まとめと評価(到達の確認)

*生成系AIの利用:教員の指示に従うこと。生成系AIで出力した内容については、事実関係の確認や出典・参考文献の確認や追記することを求める。

教科書
授業中にその都度指示する
参考文献
尾﨑公子他『子どもと出会うあなたへ』(明石書店)
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】授業前委に配信する講義資料の事前読み込み(15h)、プレゼンテーションの準備(15h)
【復習】配布資料の読み直し(15h)、講義後の振り返り課題(15h)、課題レポート(2回、10h)
アクティブ・ラーニングの内容
授業計画10において、5人程度のグループに分かれて課題に取り組み、グループ単位のプレゼンを予定。
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
 こどもが育つ環境について、どのような課題があり、それに対してどのような対策を講じることができるかについて自分の考えを提示できる者については、講義目的・到達目標に記載する能力(知識・技能、思考力、判断力、表現力等)の到達度に基づき、S(90点以上)、A(80点以上)、B(70点以上)、C(60点以上)による成績評価のうえ、単位を付与する。

【成績評価の方法】
 講義の振り返り課題(20%)、プレゼン(20%)、2回の課題レポート(60%)を基準として、受講態度を含めて総合的に評価する。
課題・試験結果の開示方法
講義中に、提出された課題を講評し、模範解答を共有する。
履修上の注意・履修要件
講義中にユニバーサルパスポートにアクセスし、課題提出を求めるので、PCなどを持参すること。
実践的教育
該当しない
備考
担当教員は、教育とコミュニティ(人と人との関わり)に関する研究を行っている。この講義は、担当教員の専門分野である教育学をベースとして、環境人間学の基礎となる人間(こども)と環境との関りを分析・理解するための知識・スキルを教授するものである。詳細は、https://cv01.ufinity.jp/u_hyogo/を参照のこと。
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。