教員名 : 雨森 未来
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授業科目名
表現文化論Ⅰ
(英語名)
Literary works and way of expression-Ⅰ
科目区分
専門教育科目
−
対象学生
環境人間学部
学年
2年
ナンバリングコード
HHHBE2MCA1
単位数
2.0単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度前期
(Spring semester)
担当教員
雨森 未来
所属
非常勤講師
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標4
オフィスアワー・場所
講義終了後、教室にて
連絡先
対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
1◎/2〇
研究科DP
ー
全学DP
ー
教職課程の学修目標
ー
講義目的・到達目標
【講義目的】本講義では英国ルネサンス期の文芸を代表するウィリアム・シェイクスピアの劇作品を扱うことを通して、文学作品を分析するための基本的な知識を理解することを目的とし、近代初期のイングランド社会と現代社会に見られる文化・思想・価値観の差異を学ぶ。 【到達目標】文学作品を客観的に分析できるようになる。批評的観点から作品を捉えられるようになる。 授業のサブタイトル・キーワード
サブタイトル:シェイクスピア作品を論理的に捉えるための観点を知る
キーワード:21世紀のシェイクスピア論、複眼的視点 講義内容・授業計画
【講義内容】本講義では作品の原本を読解するために必要な専門的な知識を紹介する。続いて、エリザベス朝を中心とするルネサンス期の英国の歴史や文化について、作品と関連づけられる要素を解説する。また、批評理論の基礎的な知識と体系を通して、論理的観点に基づく文学作品の批評を行うための方法を講述する。生成系AIの利用については教員の指示に従うこと。生成
【授業計画】 1. ガイダンス:イングランドとセント・ジョージ 2. ルネサンス① 芸術と表象 3. ルネサンス② 視覚の理論と美術の様式 4. 英国ルネサンス イングランドの演劇世界 シェイクスピアのグローブ座 5. イングランドの劇場文化 シンボル(象徴)とアレゴリー(寓意) 6. ウィリアム・シェイクスピアの劇世界① 劇場文化と出版の歴史 7. ウィリアム・シェイクスピアの劇世界② シェイクスピア劇のジャンル 8. ウィリアム・シェイクスピアの悲劇の世界① 悲劇の伝統と『オイディプス王』 9. ウィリアム・シェイクスピアの悲劇の世界② 『ハムレット』と「メメント・モリ」 10. ウィリアム・シェイクスピアの喜劇の世界① 少年俳優と異性装 11. ウィリアム・シェイクスピアの喜劇の世界② 『ヴェニスの商人』と批評の変遷 12. ウィリアム・シェイクスピアの喜劇の世界③ 『夏の夜の夢』とフェミニズム批評 13. ウィリアム・シェイクスピアの歴史劇 『リチャード三世』と悪役の系譜 14. ウィリアム・シェイクスピアのロマンス劇① 文学理論:ポストコロニアリズム 15. ウィリアム・シェイクスピアのロマンス劇② 『テンペスト』とポストコロニアリズム批評 教科書
なし。適宜、プリントや資料を配布する
参考文献
授業内で紹介する
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】指定された作品のテキストや資料を事前に読み込む、質問のための準備(30h) 【復習】レポート作成、講義内容の理解を深め、定着させるための資料、教材の読み直し(30h) アクティブ・ラーニングの内容
学生同士のディスカッションを行う
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】 講義目的及び到達目標に掲げた知識を身につけ、その能力(知識、思考力、判断力)の到達度に基づき、S(90点以上)、A(80点以上)、B(70点以上)、C(60点以上)による成績評価のうえ、単位を付与する。 【成績評価の方法】 レポート80%、ノート作成10%を基準として、授業態度(積極的な質問等)10%を含めて総合的に評価する。 課題・試験結果の開示方法
優れた内容のものを講義の中で紹介しながら講評する。
履修上の注意・履修要件
講義で提示する資料(パワーポイント)を基に、口頭による説明や解説には重要な情報が含まれます。レポートに必要な情報を書き留め、後で見返す時に理解を助けるためのノート作成が大事な作業になります。また、得られた知識と情報を自分思考力に還元して考える習慣を身につけましょう。
実践的教育
該当しない
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。
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