シラバス情報

授業科目名
微生物学・免疫学
(英語名)
Microbiology and Immunology
科目区分
専門基礎科目(専門関連科目)
対象学生
環境人間学部
学年
2年
ナンバリングコード
HHHBE2MCA1
単位数
2.0単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度前期
担当教員
有満 秀幸
所属
環境人間学部
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標3
オフィスアワー・場所
オフィスアワー一覧表(ユニバーサルパスポートに掲示)を参照
連絡先
オフィスアワー一覧表(ユニバーサルパスポートに掲示)

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
1◎/2〇
研究科DP
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
ヒトの健康を脅かしたり有益に働く微生物の基礎知識、感染症に対して発動する宿主側の免疫系の働きを理解することを目的とする。本講義の到達目標は、1)感染症の成立要因、2)各種病原微生物の特徴や病原性、3)免疫に関わる細胞の機能や免疫が関与する疾患、について予防対策にも関連付けて説明できるようになることである。
授業のサブタイトル・キーワード
講義内容・授業計画
本講義では主に病原微生物、食品微生物、環境微生物について概説するとともに、病原微生物に対して生体がどのような防御機構を発動するのか、また感染症対策など、その基礎を入門的に広く概説する。

【授業計画】
1. ガイダンス/微生物(細菌、ウイルス、真菌、原虫、蠕虫)とは?
2. 細菌の特徴(構造、増殖の様式)  
3. ウイルスの特徴(構造、増殖の様式)
4. 真菌・原虫・蠕虫の特徴(構造、増殖の様式) 
5. 感染とは?感染成立の要因、感染経路  
6. 感染に対する免疫(種類と関係する細胞)
7. 免疫が関係する疾患(アレルギーや自己免疫疾患)
8. 感染症各論(消化器感染症、食中毒) 
9. 感染症各論(呼吸器感染症、皮膚感染症、神経系感染症) 
10. 感染症各論(人獣共通感染症、新興再興感染症)
11. 感染症各論(性行為感染症)
12. 感染症予防対策(関連法規、ワクチン)
13. 化学療法と薬剤耐性菌
14. 滅菌と消毒法
15. 微生物の有効利用(食品微生物、環境微生物、遺伝子組換え微生物)/まとめと評価
定期試験

この授業においては生成系AIの利用を予定していないが、学生が利用する場合には参考文献が実在するかなど事実確認を必ず行うこと。
教科書
大橋典男 編 「栄養科学イラストレイテッド 微生物学」 羊土社
また講義に使用するプリントを配布する。
参考文献
随時講義中に紹介する。
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】関連するテキスト部分の事前読み込みを1回あたり2時間×15週=30時間
【復習】講義時に配布したプリントや、記載されている参照Webページの閲覧などを用いた学習に2時間×15週=30時間

アクティブ・ラーニングの内容
採用しない。
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
 個々の微生物の特徴、その病原性または有効利用法、免疫の基礎知識を説明できる者に単位を授与する。講義目的・到達目標に記載する能力(知識、思考力、判断力等)の到達度に応じてS(90点以上)、A(80点以上)、B(70点以上)、C(60点以上)による成績評価のうえ、単位を付与する。
【成績評価の方法】
 定期試験90%、講義中の小テスト10%を基準として、受講態度(積極的な質問等)を含めて総合的に評価する。
課題・試験結果の開示方法
小テストは講義前に実施した場合は即時、講義後に実施した場合は次回講義時に解答と解説を行う。定期試験結果も求めに応じて開示する旨を通達する。
履修上の注意・履修要件
・ 食環境栄養課程の学生のみ履修可能。
・「食品衛生学」や「公衆衛生学」とも関連する学問であり、実技編の「微生物学実験」、「食品衛生学実験」の基礎となる科目であるため、十分な予習と復習をすること。
実践的教育
該当しない。
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。