シラバス情報

授業科目名
解剖生理学実習
(英語名)
Practice of Anatomy & Physiology
科目区分
専門教育科目
対象学生
環境人間学部
学年
2年
ナンバリングコード
HHHBE2MCA5
単位数
1.0単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
実習 (Practical Training)
開講時期
2024年度前期、2024年度後期
(Year)
担当教員
吉田 優、有満 秀幸、島田 良子
所属
環境人間学部
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標3
オフィスアワー・場所
オフィスアワー一覧表(ユニバーサルパスポートに掲示)

連絡先
オフィスアワー一覧表(ユニバーサルパスポートに掲示)


対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
2◎
研究科DP
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
【講義目的】
 正常の体の構造(解剖学)と機能(⽣理学)について学修する。すべての人に健康を届けるためのに医療現場から社会の課題として求められている高いレベルでの臨床医学と臨床栄養学の学修に適応できるように、実習体験をとおして解剖生理学の知識を身に付け、身体の構造と機能の理解に役立てることを目標とする。

【到達目標】
 標本観察、実験により教科書で得た知識の定着を図り、説明・発表できることを目標とする。

授業のサブタイトル・キーワード
サブタイトル:解剖生理学を実習から学ぶ
キーワード:標本の観察、バイタルサイン、実験動物、解剖、無菌操作法

講義内容・授業計画
【講義内容】
 木・金曜の3〜5時間目に以下の内容の実習を8回に分けて実施する。実習内容はそれぞれの担当者の初日にガイダンスを行い詳細
を説明する。
 なお、吉田担当分は前期に、有満担当分は後期に実施する。

【授業計画】
吉田担当(前期)
1-2. 解剖学実習:骨格標本の観察、臓器標本の観察、組織標本の観察(顕微鏡の使い方、ヒトの組織のスケッチ)
3-4. 生理学実習:バイタルサイン(心音・脈拍、血圧の測定)、心電図の解析
5-6. 生理学実習:運動負荷と血圧・脈拍の関係、血糖測定(食事による血糖の変動) ※集合時間に注意
7-8. 生理学実習:尿に関する実験(試験紙及び定性試薬を用いて正常・異常尿を調べる)、運動負荷と呼気ガス分析

有満担当(後期)
9-10. 実験動物(マウス)の取り扱いと接種法(皮下免疫法)、採血、ヘマトクリット値の測定、血液塗抹標本の観察
11-12. マウスの解剖(雌雄各臓器の所在、形態や色調を観察)
13. 無菌操作法(器具の滅菌法、クリーンベンチでの基本操作法)と細胞培養法(浮遊系細胞の継代)
14-15. 肝臓グリコーゲンの抽出/まとめと評価

教科書
実習書は各教員が配布またはHP上に公開する。
参考文献
必要に応じて図書館に備え付けの図書を紹介する。
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】
 実習手引書ならびに関連するテキスト部分の事前読み込み(8回、1回あたり4時間)

【復習】
 レポートの作成(8回、1回あたり6時間)、実習手引書ならびに関連するテキスト部分の読み直し(8回、1回あたり2時間)

アクティブ・ラーニングの内容
吉田担当分についてはグループワークを取り入れ、学生のプレゼンテーション、学生同士のディスカッションを行う。
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
・体の構造と機能を理解し、実験レポートをすべて提出した学生に単位をあたえる。
・最終的な成績は2人の教員の総合評価で行う。
・実習の達成度に応じてSからCの成績をあたえる。

【成績評価の方法】
・レポート50%、実習中への参加姿勢(質問や討議など)50%
・上記の点数に受講態度を含め総合的に評価する。

課題・試験結果の開示方法
・教員により異なる。
・レポートなどについて、随時コメントにてフィードバックを行う。

履修上の注意・履修要件
・食環境栄養課程のみ履修可能
・管理栄養士国家試験受験資格必須科目(人体の構造と機能及び疾病の成り立ち)
・十分な予習をして実験をすること
・吉田担当の実習では運動があるため、服装に関する注意を守ること
・生成系AIの利用については担当教員の指示に従うこと。課題レポートの作成や事前・事後学習に当たり、事例検索、翻訳等に補助的に生成系AIを使用しても良いが、生成系AIの出力した内容について、事実関係を示す出典・参考文献を確認・追記すること。

実践的教育
該当しない。
備考
担当教員は医学・生物学・栄養学の研究を行っている。この講義はその基礎となる部分を実習形式で教授するものである。
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。