教員名 : 加藤 陽二
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授業科目名
生化学実験1
(英語名)
Experiments in Biochemistry1
科目区分
専門教育科目
ー
対象学生
環境人間学部
学年
2年
ナンバリングコード
HHHBE2MCA4
単位数
1.0単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
実験 (Experiment)
開講時期
2024年度前期
担当教員
加藤 陽二、島田 良子
所属
環境人間学部
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標3/目標9
オフィスアワー・場所
オフィスアワー一覧表(ユニバーサルパスポートに掲示)を参照のこと
連絡先
オフィスアワー一覧表(ユニバーサルパスポートに掲示)を参照のこと
対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
3◎/2〇
研究科DP
ー
全学DP
ー
教職課程の学修目標
ー
講義目的・到達目標
【講義目的】生化学・栄養学を理解する上で、生体成分の分析法・取り扱いを知ることは重要である。生体成分の分析法は科学研究のみならず、臨床検査などでも使用されるものが多く、栄養学とも密接に関連している。本実習では、生化学的な実験方法の基礎について習得する。
【到達目標】本講義の到達目標は、1)試薬の調製法や分析器具の正しい扱い方を身につけ、2)分析機器の基本的な使用方法等について学び、化学実験の基礎を身につけながら、3)生体成分(食品含む)の各種分析法を習得すること、である。 授業のサブタイトル・キーワード
サブタイトル:基礎的な研究力を身につけるための生化学実験1
キーワード:低分子有機化合物、機能性の解析、抗酸化活性評価 講義内容・授業計画
【講義内容】本実験実習では、最初に、生体・食品中の栄養・機能性成分等、主に低分子有機化合物を中心に、それらの抽出法、分離精製法、定性・定量法について学ぶ。具体的には固相抽出などのクロマトグラフィー法による成分の分離・検出などを行う。更に、機能性評価法、脂質(油)の酸化劣化及びその抑制についても調べる。これら実験を通して、試薬の調製法や分析器具の正しい扱い方、分析機器の基本的な使用方法等について学ぶ。なお、一週間前から反応開始を実施する実験などもあり、開講日の都合などによって、シラバス記載の順序から変更する可能性もある。
【授業計画】 1. 実験の説明(講義) 2. 器具の確認や試薬の調製 3. 低分子有機化合物の固相抽出(試料の調製とプレコンディショニング) 4. 低分子有機化合物の固相抽出(分離と吸光度測定) 5. 低分子有機化合物の簿層クロマトグラフィー(成分の抽出) 6. 低分子有機化合物の簿層クロマトグラフィー(分離と検出) 7. 低分子有機化合物の溶媒抽出法と性質(有機溶媒による抽出) 8. 低分子有機化合物のHPLC分析(測定とデータ解析) 9. 機能性の解析(グルコシダーゼ阻害) 10. 機能性物質の解析と同定(LC/MS/MS) 11. 非酵素的褐変化(アミノカルボニル反応等) 12. 酵素的褐変化(褐変化と防止) 13. 脂質酸化(酸化と評価法) 14. 抗酸化活性評価(DPPHラジカル捕捉法) 15. まとめと評価 ※生成系AIの利用について: 生成系AIの利用については教員の指示に従うこと。生成系AIによる出力結果をそのまま課題レポート等として提出してはいけない。生成系AIによる出力をそのまま提出したことが判明した場合は単位を認定しない、又は認定を取り消すことがある。 教科書
教科書は指定しない。実習書は印刷して配付する。その他資料などは適宜配布・閲覧する。
参考文献
研究技法に関連した専門書を適宜図書館などで参考にすること。
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】実験実習に際して指示するテキストの部分を事前読み込み・フローチャートの準備(1時間×8回分=8時間)
【復習】実習内容の理解を深め定着させるためにテキストの読み直し(1時間×8回分=8時間)、レポート作成(2回×8時間=16時間) アクティブ・ラーニングの内容
アクティブラーニングは利用しない。
成績評価の基準・方法
成績評価の基準
成分ごとにその分析法について実践的提案や、実験データの考察ができる者に単位を授与する。 講義目的・到達目標に記載する能力(知識・技能、思考力、判断力、表現力等)の到達度に基づき、S(90点以上)、A(80点以上)、B(70点以上)、C(60点以上)による成績評価のうえ、単位を付与する。 成績評価の方法 レポート・小テスト100%を基準として、実験実習中の受講態度(積極的な質問等)を含めて総合的に評価する。 課題・試験結果の開示方法
レポートに対してはコメントをつけて各自に返却する
履修上の注意・履修要件
・十分な予習・復習をして実験に出席すること。特に実験前には実習書を充分に読み込み、実験の流れをまとめ、理解しておくこと。食環境栄養課程の学生に限る。
実践的教育
該当しない
備考
この実験は、担当教員の専門分野である生化学などの学問的基礎部分を実習するものである。詳細は教員研究者データベースを参照のこと。
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。
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