シラバス情報

授業科目名
基礎栄養学実験
(英語名)
Experiments inNutrition Basics
科目区分
専門教育科目
-
対象学生
環境人間学部
学年
2年
ナンバリングコード
HHHBE2MCA4
単位数
1.0単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
実験 (Experiment)
開講時期
2024年度前期
(Spring semester)
担当教員
金子 一郎、半澤 史聡
所属
環境人間学部
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標3
オフィスアワー・場所
オフィスアワー一覧表(ユニバーサルパスポートに掲示)
連絡先
オフィスアワー一覧表(ユニバーサルパスポートに掲示)

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
2◎/1〇/3〇
研究科DP
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
【実験目的】
基礎栄養学の講義で学んだ栄養素に関する知識を実践的に理解する。生体試料を用い、栄養素の代謝を学び、疾患発症時の栄養代謝の変化を理解する。また、分子生物学的手法を取り入れ、遺伝子の実態や取り扱い方の基礎を身につけること。
【到達目標】
基礎的な実験操作方法、データの解釈・解析方法、さらには正しいレポートの作成法を修得し、3年次以降の高度な実験をスムーズに実践できる。
授業のサブタイトル・キーワード
サブタイトル:栄養代謝学・分子栄養学
キーワード:栄養素の代謝動態、出納実験、DNAの基本的な取り扱い、遺伝子発現調節実験
講義内容・授業計画
【実験内容】
基礎栄養学講義で学んだことを前提として、栄養という現象を実験により科学的根拠を示すことで実践・研究能力を養成する。
毎回の実験を開始する前に講義を行い、実験の原理や方法、さらには注意点などについて説明する。実験を実施するにあたっては、安全面に気を配りながら実験操作などに関する指導を行う。疑問点などに関しては、その場で教員に問いかけるように働きかけ、また実験の原理を十分に理解した上で実験操作を行う環境を設定する。

*毎次パソコンを持ってくること。エクセルを使用し表計算・グラフの作成、ワードでレポートの作成を行う。

【実験計画】
1) 実験器具の使い方、試薬の準備と作成
2-3) 肝臓中総脂質成分の抽出と定量(脂肪肝の評価)
4-5) 血中グルコース測定(OGTTの方法と理解、糖尿病病態を考察する)
6-7) 血中尿中糞中組織中カルシウム・リンの測定・出納計算
8-9) 制限酵素によるλDNA切断
10-11) アガロース電気泳動とDNAの染色
12-13) アルコール代謝酵素ALDH2遺伝子多型の検出
14-15) ビタミンDによる遺伝子発現調節

※生成系AIの利用については教員の指示に従うこと。生成系AIによる出力結果をそのまま課題レポート等として提出してはいけない。生成系AIによる出力をそのまま提出したことが判明した場合は単位を認定しない、又は認定を取り消すことがある。
教科書
実習書およびプリント資料を配布する。
参考文献
基礎栄養学 第4版 (栄養科学シリーズNEXT)  -講談社- 木戸康博、桑波田雅士、原田永勝 (編集)
分子栄養学 (栄養科学シリーズNEXT)  -講談社- 宮本賢一、井上裕康、桑波田雅士、金子一郎(編集)
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】実習書を読み、実施する実験の原理や内容を把握しておくこと。(1時間×15回、合計15時間)
【復習】毎次レポートを作成し、まとめる。(1時間×15回、合計15時間)
アクティブ・ラーニングの内容
4〜5人ずつ10グループに分かれて、実験手順を各グループで考えながら進める。
各グループの実験結果を比較し、全員で議論する。
成績評価の基準・方法
【成績評価の基】
基本的な基礎栄養学実験方法、データの解釈方法、レポート作成方法などを習得したものに単位を授与する。講義目的・目標に記載する能力(知識、思考力、判断力など)の到達度に応じてS(90点以上), A(80点以上), B(70点以上), C(60点以上)による成績評価のうえ、単位を付与する。
【成績評価の方法】
レポートを80%として、受講態度(積極的な質問など)などを含めて総合的に評価する。
課題・試験結果の開示方法
前回実験結果の講評を次回実験が始まる前に行う。
履修上の注意・履修要件
白衣を常に着用し、また危険な試薬を扱う際には保護メガネを使用すること。実験室での飲食は厳禁とします。
「講義内容・授業計画」に記載した該当箇所などについて、十分な予習・復習をして講義に出席すること。
実践的教育
該当しない。
備考
本実験は、担当教員の専門分野である生化学・栄養学などの学問的基礎部分を実習するものである。詳細は教員研究者データベースを参照すること。
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。