シラバス情報

授業科目名
栄養教育実習2
(英語名)
Practice of Nutrition Education 2
科目区分
専門教育科目
対象学生
環境人間学部
学年
3年
ナンバリングコード
HHHBE3MCA5
単位数
1.0単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
実習 (Practical Training)
開講時期
2024年度後期
担当教員
永井 成美、半澤 史聡
所属
環境人間学部
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標3
オフィスアワー・場所
オフィスアワー 一覧表(ユニバーサルパスポートに掲示)を参照のこと
連絡先
オフィスアワー 一覧表(ユニバーサルパスポートに掲示)を参照のこと

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
2◎/4〇/5〇
研究科DP
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
【講義目的】
クライアントの行動変容につながる栄養カウンセリングを行うために、栄養教育論Ⅱで修得した、クライアントのライフステージ、ライフスタイル、身体的、精神的、社会的状況などに応じた面接技法を用いて、栄養カウンセリング計画を立て、準備、実施(ロールプレイによる発表)、評価までを行う。ロールプレイ後にはディスカッションや振り返りを、記録写真や映像なども用いながら全体もしくはグループで行う。
【到達目標】
栄養カウンセリング(ライフステージ別、特定保健指導、非対面面接、グループカウンセリング、病院のベッドサイド)の特徴 と特徴に応じた面接技法を用いて、クライアントの心に寄り添い、行動変容につながる面接(ロールプレイによる発表)ができるようになること。臨地実習(病院)で応用可能なレベルまでスキルを向上させることを最終的な到達目標とする。

授業のサブタイトル・キーワード
サブタイトル:個人・小集団を対象とする栄養カウンセリングに必要なスキルを実習やロールプレイ等を通じて修得する。
 キーワード:面接技法、行動変容、準備性、ライフステージ別、特定保健指導、非対面面接(メールや電話)、グループカウンセリング、病院のベッドサイド、マナー、管理栄養士の倫理指針
講義内容・授業計画
【講義(実習)内容】
栄養教育概論、栄養教育論Ⅱで習得した栄養カウンセリングや個別栄養指導の知識をベースとして、クライアントの背景や準備性等に合わせた栄養カウンセリングのスキルを実習やロールプレイによる発表を通して体得する。栄養教育論Ⅱで知識部分を学び、その部分のスキルを栄養教育実習2で修得するというように、2科目を連動させて実施する。 

【授業計画】
1. オリエンテーション/ライフステージ、行動変容ステージに合わせたカウンセリング
 Paper Patientの課題決定と分析・支援方法素案作成
2. Paper Patientの支援修正、シナリオ作成とロールプレイ準備
3. Paper Patientの支援をロールプレイによる発表とディスカッション(前半グループ) 
4. Paper Patientの支援をロールプレイによる発表とディスカッション(後半グループ)
5. 特定保健指導の初回面接準備、ロールプレイ(初回面接)、電話による支援計画作成
6. 電話による支援(継続支援 2週間後)ロールプレイメールによる継続支援作成と発表
7. グループカウンセリング(演習とロールプレイ) ①糖尿病食事療法教室
8. グループカウンセリング(演習とロールプレイ) ②メタボ改善教室
9.  入院患者を対象とした初回面接(ロールプレイ)の準備、練習 
10. 前半グループ発表:入院患者(模擬患者)を対象とした初回面接ロールプレイ(終了したグループは退院前面接準備)
11. 後半グループ発表:入院患者(模擬患者)を対象とした初回面接ロールプレイ)(終了したグループは退院前面接準備)
12. 入院患者に対する退院前面接のプランづくり・資料づくり・印刷・ロールプレイ練習
13. 入院患者を対象とした退院前面接(ロールプレイ前半4グループ
14. 入院患者を対象とした退院前面接(ロールプレイ後半4グループ)、振り返り
15.  実習総括、班レポート提出、作成した資料やデータ・記録映像等の整理
※パソコンの利用:毎回使用予定(課題記入、授業資料閲覧等)
※生成系AIの利用:生成系AIの利用については教員の指示に従うこと。生成系AIによる出力結果をそのまま課題レポートとして提出してはい けない。生成系AIによる出力をそのまま提出したことが判明した場合は単位を認定しない、または認定を取り消すことがある。
教科書
赤松利恵、永井成美著、栄養カウンセリング論(化学同人)(栄養教育論Ⅱと同じ)
実習書:印刷した実習書とファイルを配布する。
参考文献
永井成美・赤松利恵著:Visual 栄養学テキスト 栄養教育論(中山書店)(2年次・後期に購入済み)
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】授業の事前にユニパから予習課題をダウンロードし、実習書や教科書を読み、わかる範囲で記入する(15h)
【復習】実習後の個人レポート・毎回提出(15h)、ロールプレイや支援計画の修正(6h)、振り返り(6h)
アクティブ・ラーニングの内容
・毎回の授業の最初にスモールトーク(1分間)の演習をペアで行う。
・毎回、決めたリーダーのもとで、グループワークもしくは発表を行う。
・支援計画(グループ)をパワーポイントで発表する。
・グループで作成したメール(支援)をパワーポイントで発表する。
・シチェーション別に、受講者全員が一人1回はロールプレイ(管理栄養士役または管理栄養士実習生役) を行う。


成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】 個人や小グループを対象とする栄養カウンセリングに関する基礎的事項を理解し、ロールプレイにより表現できる者については、講義目的・ 到達目標に記載する能力(知識・技能、思考力、判断力、表現力 等)の到達度に基づき、S(90点以上)、A(80点以上)、B(70点以 上)、C(60点以上)による成績評価のうえ、単位を付与する。
【成績評価の方法】 発表(準備状況を含む)30%、課題+個人レポート70%を基準として、受講態度(積極的な発言や質問等)を含めて総合的に評 価する。
課題・試験結果の開示方法
授業で行った演習課題や課題発表には、直接教員からコメント、あるは修正指示メール・資料提供という方法でフィードバックを行う。
履修上の注意・履修要件
・栄養教育概論、栄養教育論Ⅱを履修済み、または同一年度に履修中であること。
・課題の提出期限を守ること。
実践的教育
行政の管理栄養士として住民の栄養教育に携わった経験を持つ教員による授業である。対象の背景や準備性等に応じて、個別栄養教育を行うための実践的かつ専門的な知識とスキルを、講義と実習を連動させて修得することを目指す。
備考
担当教員は、栄養教育学に関する研究を行っている。詳細は、教員のホームページを参照してください。

英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。