シラバス情報

授業科目名
臨床栄養学実習
(英語名)
Practice of Clinical Nutrition
科目区分
専門教育科目
対象学生
環境人間学部
学年
3年
ナンバリングコード
HHHBE3MCA5
単位数
1.0単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
実習 (Practical Training)
開講時期
2024年度後期
担当教員
伊藤 美紀子、田中 更沙
所属
環境人間学部
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標3/目標14/目標15
オフィスアワー・場所

オフィスアワー一覧表(ユニバーサルパスポートに掲示)を参照のこと

連絡先

オフィスアワー一覧表(ユニバーサルパスポートに掲示)を参照のこと


対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
2◎/3〇/5〇
研究科DP
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
【講義目的】疾病者の病態や栄養状態の特徴に基づいた適切な栄養管理が行える事を目的として、患者の病態の理解と臨床検査値から、栄養状態を良好にして体力増進をはかり、疾病治癒を促進する献立作成と調理法の工夫を学び実践する。本実習では、食事療法の実際、栄養指導、栄養補給法の選択などに応用できる治療食に関する能力を修得することを目的とする。
【到達目標】本実習の到達目標は、講義で学んだ各種病態に応じた食事療法の知識を実際の献立、栄養管理と関連づけ、さまざまな工夫を修得することに加え、治療食の作成には患者の背景や立場、臨床現場での対応時間など様々な考慮が必要なことを学び、実践できるようになることである。
授業のサブタイトル・キーワード
サブタイトル:治療食の実際と工夫を学ぶ。「おいしい」制限食を。
キーワード:臨床調理、コントロール食、献立作成・展開
講義内容・授業計画
【講義内容】臨床栄養学および病態栄養学で学習したことに基づいた各疾病の献立作成と、様々な工夫を実際に調理・食して評価することで、実践的能力を習得する。
【講義計画】
第1回  ガイダンス、一般治療食(流動食、軟食、常食)の食品構成と献立作成
第2回  一般治療食の調理と試食・評価
第3回  エネルギーコントロール食の食品構成と献立作成(糖尿病食品交換表の使い方)
第4回  エネルギーコントロール食の調理と試食・評価
第5回  塩分・水分制限食の食品構成と献立作成
第6回  塩分制限食の調理と試食・評価
第7回  たんぱく質コントロール食の食品構成と献立作成(腎臓病食品交換表の使い方)
第8回  たんぱく質コントロール食の調理と試食・評価
第9回   脂質コントロール食の食品構成と献立作成
第10回  脂質コントロール食の調理と試食・評価
第11回  胃腸疾患食、貧血食、アレルギー食の食品構成と献立作成
第12回  貧血食の調理と試食・評価
第13回  課題献立の作成、試食1(4班/8班)
第14回  課題献立の作成、試食2(4班/8班)
第15回  課題献立の評価、まとめ
定期試験は実施しない
*実習内容により授業時間は変則的となり、学期途中に終了する。授業当初にスケジュールを示す。

※ パソコンの利用:実習時間内では使用しない。

※生成系AIの利用:生成系AIの利用については教員の指示に従うこと。生成系AIによる出力結果をそのまま課題レポートとして提出してはいけない。生成系AIによる出力をそのまま提出したことが判明した場合は単位を認定しない、又は認定を取り消すことがある。

教科書
「実践 臨床栄養学実習」(第一出版)、「臨床調理」(医歯薬出版)、「糖尿病食事療法のための食品交換表」(文光堂)、「腎臓病食品交換表」(医歯薬出版) (生協等で購入)を使用する。
その他、事前に各自購入している「食品成分表」を使用する。また、講義時に適宜プリントを配布する。
参考文献
実習時に適時紹介する。
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】実習の前に教科書、配布プリント、実習書を読む(15回、1回あたり1時間で、計15時間)
【復習】レポートや課題と、実習内容の理解を深め定着させるための教科書や授資料の読み直し(15回、1回あたり1時間で、計15時間)
アクティブ・ラーニングの内容
採用しない。
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
本科目は、実習内容により授業時間は変則的となり、学期途中に終了する。すべて履修後、各種病態に応じた食事療法の理解や工夫を修得することに加え、治療食作成における配慮を学べた者については、講義目的・到達目標に記載する能力(知識、思考力、判断力、表現力など)の到達度に基づき、S(90点以上)、A(80点以上)、B(70点以上)、C(60点以上)による成績評価の上、単位を付与する。

【成績評価の方法】
 レポート50%、課題50%を基準として、受講・実習態度(積極的な質問・取り組みなど)を含めて総合的に評価する。
課題・試験結果の開示方法
レポートや課題は、それぞれにコメントを付して返却するとともに、例を示しながら全体の講評をする。

履修上の注意・履修要件
・授業中に指示した課題や事前・事後学習はもとより、「講義内容・授業計画」に記載したテキストなどの該当箇所について、十分な予習・復習をして講義に出席すること。与えられたレポート・課題は期限内に提出すること。
・実習は、理論を実践の中で学ぶ大切な機会のため、体調を整えて欠席せずに積極的に取り組むことが必要である。
・本実習の履修には臨床栄養学I, II, 病態栄養学I,IIの単位を取得または取得見込みであることが必要である。また本実習は、臨床栄養臨地実習を履修する上で必要な内容を含むので、臨床栄養臨地実習の履修には本実習の単位取得見込みが必要である。
実践的教育
担当教員が、病院におけるNST業務に従事していたことから、実践的教育に該当する。
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。