教員名 : 乾 美紀
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授業科目名
文化社会調査法演習
(英語名)
Seminar in Socio-cultural Research
科目区分
専門教育科目
ー
対象学生
環境人間学部
学年
2年
ナンバリングコード
HHHBE2MCA3
単位数
2.0単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
演習 (Seminar)
開講時期
2024年度後期
(Fall semester)
担当教員
乾 美紀
所属
環境人間学部
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
該当なし
オフィスアワー・場所
授業前後に教室や研究室で受け付ける
連絡先
オフィスアワー一覧表(ユニバーサルパスポートに掲示)参照
対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
3◎/4〇
研究科DP
ー
全学DP
ー
教職課程の学修目標
ー
講義目的・到達目標
本講義では、卒業論文の執筆に必要な調査の方法(主にフィールドワークを手法とする定性調査)について、その知識と実践能力を身につけることを目的とする。
本講義の到達目標は、①論文の枠組みや構造を修得し適用できるようになる、②研究テーマに合致した調査法の基礎知識を身につけ、分析法を実践的に習得する、③調査計画や結果を発表しコメントを受けることで、今後の研究の方向性を立てる、④NPO、行政、民間団体と連携して調査を実施することにより、大学外の社会とつながり、就職活動に向けた社会スキルを身につける、ことである。 授業のサブタイトル・キーワード
卒業論文の基礎となる調査法・分析法を身につける
講義内容・授業計画
本講義では最初に研究論文の枠組みやそれに合わせた調査法について紹介する。次いで、具体的な調査法(アンケート、インタビュー等)について演習交えながら学ぶ。
Ⅰ 研究・調査のフレームワーク作り 1. オリエンテーション—なぜ調査をするのか? 2. 研究論文の枠組みと調査への準備(グループ発表に向けて) Ⅱ 社会調査の計画 3. 定量調査と定性調査の違い 4. サンプリングの方法、データの集め方 5. 質問紙の作り方(Wording)の方法 6. 先行研究と調査の関連づけ(文献研究の方法) Ⅲ 定性調査の方法と実践 7. インタビュー調査の手法と実践 8. グループインタビュー(Focus Group Design)の方法と実践 9. インタビュー調査の分析方法 10. 参与観察・訪問による調査と分析 11. フィールドノーツの取り方(グループ・プレゼンテーションの中間発表) Ⅳ 調査計画の実践 12.論文のまとめ方、プレゼンテーションの方法 13. 発表の準備 14.学生によるグループ・プレゼンテーション①(調査結果の発表) 15.学生によるグループ・プレゼンテーション②(調査結果の発表) 教科書
佐藤郁哉(2015)『フィールドワークー(増訂版)[8] 書を持って街に出よう』新曜社
参考文献
必要に応じて提示する。
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】毎回の授業で事前学習の課題(テキスト該当箇所の事前読み込み)について説明する。テキストの事前読み込み(各1時間×15回=15時間)、復習(各1時間×15回=15時間)、授業外でのグループ調査活動の実施(10時間)プレゼンテーションの準備(10時間)、調査計画の相談・執筆(6時間)、ミニテストに向けた準備(2時間×2回=4時間)
【復習】毎回の授業の終わりに、シャトルカードに学んだことを書き込む。教員はそのフィードバックを記入する。 授業の後半は特にグループワークによりプレゼンテーションの課題の課題に取りかかることが多いため、グループ内で時間の調整をする必要がある。 アクティブ・ラーニングの内容
グループで主体的に課題を決めて進めていく。またプレゼンテーションを他のグループからコメントを受けることで双方向のコミュニケーションを実現化する。
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
社会調査の基礎的知識を身につけ、実際に大学の外に出て積極的に調査を展開できる者、調査の結果をグループ内で的確に取りまとめて発表できる者に単位を与える。 【成績評価の方法】 プレゼンテーション30%、ミニテスト 30%(15点×2)、小レポート〔ミニッツ〕30%、授業への積極的な参加10%、を基準として受講態度も含めて総合的に判断する。 課題・試験結果の開示方法
ミニテスト(2回)の結果は、試験後に回答を提示し、すぐに復習ができるようする。また次の講義でも復習を行う。
調査プレゼンテーションについては明確な基準を表示したうえで評価する。また、プレゼンテーション後に他のグループからの質疑応答の時間を設けるほか、教員からもできるだけ当日にフィードバックを行う。 履修上の注意・履修要件
◎主に文系の学生を対象とした社会調査のクラスである。理系の学生を対象とした統計分析などは行わないので、履修時は注意すること。また、グループによる調査活動に協力していない者にはグループプレゼンテーションの発表資格を与えない。学内外での調査に加えて予習も必要なため、授業のみ参加して単位が取れる講義ではないことを念頭に置いて受講してほしい。
実践的教育
該当しない
備考
調査を通して積極的に学外に出ることは、コミュニケーション能力を高め、社会と繋がる大きなチャンスであり、社会に出る一歩を築きあげることができる。調査は主に授業外に行うことになるので、時間管理に配慮しながら進めること。
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。
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