シラバス情報

授業科目名
環境と倫理
(英語名)
Environmental Ethics
科目区分
専門教育科目
対象学生
環境人間学部
学年
2年
ナンバリングコード
HHHBE2MCA1
単位数
2.0単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度後期
(Fall semester)
担当教員
佐藤 大介、西村 洋平
所属
環境人間学部
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標5/目標10/目標16
オフィスアワー・場所
オフィスアワー一覧表(ユニバーサルパスポートに掲示)を参照のこと

連絡先
オフィスアワー一覧表(ユニバーサルパスポートに掲示)を参照のこと

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
5◎/1〇/3〇
研究科DP
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
【講義目的】本講義は、現代の人間・社会・自然環境に生じている問題を考えることを通して、倫理的に考える力を身につけ、倫理学の諸理論についての理解を深めることを目的とする。
【到達目標】
(1)倫理学のさまざまな理論・方法論を説明できる。
(2)現代の人間・社会・環境問題を自分の力で倫理学的に考え、それを説明できる。
(3)問題をともに考え議論するために他者と協力することができる。                                               
授業のサブタイトル・キーワード
講義内容・授業計画
【講義内容】本講義では、倫理学とはいかなる学問なのか解説することから始め、倫理学の基本的な理論を紹介する。そして、人や社会、環境をめぐる問題を取り上げ、理論を応用しながら倫理学的に考えることを実践する。

【授業計画】
1. ガイダンス:「倫理学」(Ethics)とはいかなる学問か
2. 義務論:友人を助けるために嘘をつくことは許されるか
3. 功利主義:最大多数の最大幸福
4. 現象学的アプローチ(佐藤先生)
5. 徳の倫理:道徳的に善い人は幸福である
6. ディスカッション1:トロッコ問題に諸理論を当てはめてみる
7. メタ倫理:道徳的とはそもそもどういうことか
8. 区別はいつ悪質な差別となるのか:男女差別を中心に考える
9. 死ぬ権利はあるのか:安楽死と人間の尊厳を考える
10. 動物の倫理:動物の肉を食べることの倫理的問題を考える
11. ディスカッション2
12. 戦争に正義はあるのか
13. 自然環境をめぐる倫理は可能か
14. 持続可能性を倫理的に考える
15. まとめと評価(到達の確認)        

*生成系AIの利用については教員の指示に従うこと。ディスカッションにおいて補助的に用いることがあります。ただし,生成系AIによる出力結果をそのまま課題レポート・コメント等として提出してはいけません。生成系AIによる出力をそのまま提出したことが判明した場合は単位を認定しない、又は認定を取り消すことがあります。
  
教科書
随時指定する。
参考文献
各回テーマが異なるのでその都度、関連文献を紹介する。    
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】授業内容の理解を深めるための事前の課題への取り組み(30h)
【復習】ディスカッション成果の報告(6h)、授業後に理解を定着させるための課題レポート・コメントシートへの取り組み(24h)                
アクティブ・ラーニングの内容
4人程度のグループに分け、グループワークや学生同士のディスカッションを予定している。
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
  • 倫理学の理論・方法論を理解し、社会や環境問題に応用して倫理学的に考えることができる者については、講義目的・到達目標に記載する能力(知識・技能、思考力、判断力、表現力等)の到達度に応じて、S(90点以上)、A(80点以上)、B(70点以上)、C(60点以上)による成績評価のうえ、単位を付与する。
【成績評価の方法】
  • 授業での取り組み(ディスカッション成果の報告、小レポート、コメントシート等)60%、学期末レポート40%を基準として、受講態度(積極的な質問等)を含めて総合的に評価する。
課題・試験結果の開示方法
小レポートやコメントシートは、優れた内容のものやコメント・応答が必要と思われるものを講義の中で紹介しながら講評する。提出されたレポートについて、ユニバーサルパスポートを通してフィードバックする。
履修上の注意・履修要件
  • 事前に与えられる課題に取り組んで、十分な予習・復習をして講義に出席すること。
  • 授業中や授業時間外の課題について、ユニバーサルパスポートのほか、GoogleフォームなどのWebツール(無料)を補助的に使う予定です。そうしたツールの使用が難しい場合は個別に対応しますので、教員に相談してください。
実践的教育
該当しない
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。