シラバス情報

授業科目名
野生動物管理フィールド特別演習
(英語名)
Special Exercises in Wildlife Management Fieldwork
科目区分
博士前期課程科目
対象学生
環境人間学研究科
学年
学年指定なし
ナンバリングコード
HHHME5MCA5
単位数
2.0単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
実習 (Practical Training)
開講時期
2024年度後期
担当教員
横山 真弓、山端 直人、栗山 武夫、藤木 大介、森光 由樹、髙木 俊
所属
環境人間学研究科
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標11/目標15
オフィスアワー・場所
講義終了後・講義室
連絡先
横山 真弓、yokoyama@wmi-hyogo.jp
山端 直人、yamabata@wmi-hyogo.jp
森光 由樹、morimitsu@wmi-hyogo.jp
藤木 大介、fujiki@wmi-hyogo.jp
髙木 俊、takagi@wmi-hyogo.jp
栗山 武夫、kuriyama@wmi-hyogo.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
研究科DP
1◎/2〇
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
野生動物の保護管理上の課題解決のためには、対象動物の生息状況や農業被害防止のための対策に関わるデータを取得し適切に解釈する能力が重要となる。本講義では野外でのデータ取得方法、その解析手法の習得を目的とする。
 本講義の到達目標は、1)野生動物に関わる野外調査手法を習得すること、2)農業被害状況やその防除手法を習得すること、である。
授業のサブタイトル・キーワード
キーワード:野生動物、管理、政策、集落、合意形成 
講義内容・授業計画
本講義では野外調査演習を通じて、安全管理・捕獲手法・痕跡の判別・防除柵の設置とデータ化について理解を深める。

(10/8 横山・森光・山端)

1.野外調査における安全管理(一部講義)

2.痕跡の判別

3.捕獲罠の構造・操作方法

4.生体捕獲・行動追跡の方法


(10/22 藤木・高木・栗山)

5.地図の読み方・森林内における動物の痕跡調査

6.自動撮影カメラ調査

7.下層植生衰退度の調査

8. シカの植物嗜好性の調査


(11/5 山端・藤木)

9.防護柵の種類とその設置方法

10.防護柵の構造と設置維持管理方法

11.集落における防護柵・捕獲罠の設置状況調査

12.集落における農作物被害状況調査


(11/19横山・山端・森光・藤木・高木・栗山)

13.集落における被害防止柵・捕獲罠の設置状況のGIS可視化

14.教員によるプレゼンテーション指導

15.1〜4回の現地調査の結果をまとめた報告のプレゼンテーションおよび教員講評


教科書
プリント資料を配布
参考文献
実践 野生動物管理学 培風館
これからの地域社会のための獣害対策 農林統計協会
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
講義と演習への参加以外に、提案作成の準備等に50〜60時間程度要する可能性。
アクティブ・ラーニングの内容
野生動物に関わる野外調査手法と農業被害状況やその防除手法を習得し、実際の野生動物による被害発生集落でその対策の提案を行う
成績評価の基準・方法
成績評価の基準
講義を理解し、演習を通じてデータ分析ができた者については、講義目的・到達目標に記載する能力(知識・技能、思考力、判断力、表現力等)の到達度に基づきS(90点以上),A(80点以上),B(70点以上),C(60点以上)による成績評価のうえ、単位を付与する。

成績評価の方法
講義内での課題50%、レポート50%を基準として、受講態度(積極的な発言等)を含めて総合的に評価する。
課題・試験結果の開示方法
メールまたは対面
履修上の注意・履修要件
・履修にあたっては「ワイルドライフマネジメント特論」・「保全生態学特論」・「個体群生態学特論」を習得していることが望ましい。
・履修定員を30名とし、履修希望者が定員を超える場合は、ランダム抽選により履修者を決定する。なお、履修希望者が定員を若干名超える場合は、履修希望者全員の履修を認める場合もある。
・授業中に指示した宿題や事前・事後学習はもとより、「講義内容・授業計画」に記載したテキスト等の該当箇所などについて、十分な予習・復習をして講義に出席すること。
・講義・演習は兵庫県森林動物研究センターおよびその周辺地域での実施を予定する(他キャンパス所属の場合は交通手段等の相談に応じる)。
・野外に出て調査を実施する。秋冬期に1日野外で過ごせる装備(防寒着・長靴・雨具・昼食・飲料水1L以上・非常食)を準備すること.
実践的教育
自然・環境科学研究所森林動物系の教員は全員が兵庫県森林動物研究センターの研究員を併任しており、全教員が地域や行政を対象にした野生動物管理の実務経験を有する。
本講義ではフィールドワークの結果を地域住民や行政職員への野生動物管理の提案の実践指導の機会とすることから、実践的教育に該当する。
備考
生成系AIの利用:生成系AIの利用については教員の指示に従うこと。生成系AIによる出力結果をそのまま課題レポートとして提出してはいけない。生成系AIによる出力をそのまま提出したことが判明した場合は単位を認定しない、又は認定を取り消すことがある。
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。