シラバス情報

授業科目名
アメリカ研究特論
(英語名)
Special Studies of American Literature
科目区分
博士前期課程科目
対象学生
環境人間学研究科
学年
学年指定なし
ナンバリングコード
HHHME5MCA1
単位数
2.0単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度後期
(Fall semester)
担当教員
高橋 綾子
所属
環境人間学研究科
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標4/目標17
オフィスアワー・場所
講義終了後、教室にて、またはメールでは随時
連絡先
オフィスアワー一覧表(ユニバーサルパスポートに掲示)を参照のこと

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
研究科DP
1◎/2〇
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
本講義は、アメリカ文学作品解釈を基盤に据えて、環境問題と文学とを繋ぐエコクリティシズム(環境文学批評)を理解し、基本知識を習得することを目的とする。本講義の到達目標は、第一部において.環境問題と文学とを繋ぐエコクリティシズムを理解、習得、第二部において.アメリカ文学作品の精読を通して、環境文学批評の観点から作品を解釈、発表して説明できることにある。

授業のサブタイトル・キーワード
環境と文学、エコクリティシズム
講義内容・授業計画
1.はじめに ネイチャー・ライティング
第一部 環境文学批評概論
2.H.D.ソロー『ウォルデン』とネイチャー・ライティングの始まり
3.風景美学と国立公園制度
4.緑の文学批評(環境文学批評)とは何か(概念説明)
5.緑の文学批評(環境文学批評)とは何か(応用)
6.レイチェル・カーソン『沈黙の春』とエコロジーの言説(概念説明)
7.レイチェル・カーソン『沈黙の春』とエコロジーの言説(応用)
8.サンドラ・スタイングラーバー『川下に生きて』と環境正義(概念説明)
9.サンドラ・スタイングラーバー『川下に生きて』と環境正義(応用)
第二部 環境文学解釈
10.ロバート・マックロスキー『海辺の朝』
11.エミリー・ディキンスン、ウェンデル・ベリー
12.ゲーリー・スナイダー『野生の実践』
13.ゲーリー・スナイダー『亀の島』
14.ジェーン・ハーシュフィールド、ブレンダ・ヒルマン
15.まとめと評価

※生成系AIの利用:生成系AIの利用については教員の指示に従うこと。生成系AIによる出力結果をそのまま課題レポートとして提出してはいけない。生成系AIによる出力をそのまま提出したことが判明した場合は単位を認定しない、又は認定を取り消すことがある。

教科書
ハンドアウト、資料を配布する。
参考文献
ハロルド・フロム/ポーラ・R・アレン/ローレンス・ビュエル他『緑の文学批評—エコクリティシズム』 松柏社、1998年
スコット スロヴィック/吉田 美津/横田 由理/伊藤 詔子『エコトピアと環境正義の文学—日米より展望する広島からユッカマウンテンへ』晃洋書房、2008年
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】授業に際して指示するテキスト教材の部分を事前読み込み(30h)
【復習】講義内容の理解を深め定着させるためにテキストを読み直し(30h)
アクティブ・ラーニングの内容
グループワーク、ディスカッション、レポート執筆のための調べ学習等
成績評価の基準・方法
成績評価の基準、エコクリティシズムを理解、習得し、アメリカ文学作品について環境文学批評の観点から解釈、発表、説明ができる者については、講義目的・到達目標に記載する能力(知識・技能、思考力、判断力、表現力等)の到達度に基づき、S(90点以上),A(80点以上),B(70点以上),C(60点以上)による成績評価のうえ、単位を付与する。成績評価の方法授業への貢献40%、英語のレポート(300語程度)の得点60%を基準として、総合的に評価する。

課題・試験結果の開示方法
ミニレポートは、原則次の講義内で解説する。
課題には、それぞれにコメントを付して返し、優れた内容のものを講義の中で紹介しながら講評する。

履修上の注意・履修要件
実践的教育
該当しない
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。