シラバス情報

授業科目名
教育原論特論
(英語名)
Advanced Course of Principles of Education
科目区分
博士前期課程科目
保健体育・栄養教諭専修免許(選択科目)
対象学生
環境人間学研究科
学年
学年指定なし
ナンバリングコード
HHHME5MCA1
単位数
2.0単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度後期
担当教員
山口 裕毅
所属
環境人間学研究科
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標4
オフィスアワー・場所
オフィスアワー一覧表(ユニバーサルパスポートに掲示)を参照のこと
連絡先
オフィスアワー一覧表(ユニバーサルパスポートに掲示)を参照のこと

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
研究科DP
1◎/2〇
全学DP
1-1◎/4-1〇
教職課程の学修目標
目標1:磨き続ける力/目標2:教え、寄り添う力/目標3:協働する力

講義目的・到達目標
【講義目的】本講義では、教育の基本的概念、教育の歴史や思想、現代教育の実状や課題を踏まえ、教育を語る際に用いられる言葉や概念をクリティカルに検討し、受講学生がオリジナルな見解を形成・表現することを目的とする。
【到達目標】本講義の到達目標は、1)教育の基本的概念、教育の歴史や思想、現代教育の実状や課題を理解すること、2)教育に関する言葉や概念をクリティカルに検討する技能を獲得すること、3)教育に関するオリジナルな見解を構築・表現するとともに、他者の見解に耳を傾け、建設的な討議を行うこと、である。
授業のサブタイトル・キーワード
キーワード:教育哲学、教育思想史、言語分析、討議
講義内容・授業計画
【講義内容】
 本講義では、教育の基本的概念、教育の歴史や思想、現代教育の実状や課題を概説する。
その上で、教育の諸課題をめぐる課題文献の講読、小エッセイの執筆と相互検討を行う。
【講義計画】
1.ガイダンス 本講義の目標・概要の説明
2.哲学とレトリック
3.人間形成の思想と識字教育の萌芽
4.ペスタロッチ、フレーベル、ヘルバルト、デューイの教育思想と教育実践
5.公教育の成立と展開
6.「コミュニケーション能力」の検討
7.能力概念の批判的検討
8.「不登校」問題の検討
9.教育問題の語られ方と批判的検討
10.「学校」の問題構制と子どもの他者性の検討
11.公教育における教育的関係の特徴
12.子ども理解の機制と倫理
13.「学び」論の系譜
14.認識的不正義と善い学び
15.まとめと評価(到達度の確認)
※パソコンの利用:講義内では使用予定なし。
※生成系AIの利用:生成系AIの利用については教員の指示に従うこと。生成系AIによる出力結果をそのまま課題レポートとして提出してはいけない。
生成系AIによる出力をそのまま提出したことが判明した場合は単位を認定しない、又は認定を取り消すことがある。
教科書
適宜、資料を配布する。
参考文献
教育思想史学会編,2017,『教育思想事典』(増補改訂版),勁草書房.
教育哲学会編,2023,『教育哲学事典』,丸善出版.
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【事前学習】資料教材の読み込み、小エッセイの執筆(40h)
【事後学習】講義内容の理解を深め定着させるために資料教材の読み直し(20h)
アクティブ・ラーニングの内容
受講生によるディスカッションや発表を実施予定。
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
 教育に関する言葉や概念を理解したうえでクリティカルに検討し、オリジナルな見解を形成できる者については、講義目的・到達目標に記載する能力(知識・技能、思考力、判断力、表現力等)の到達度に基づき、S(90点以上),A(80点以上),B(70点以上),C(60点以上)による成績評価のうえ、単位を付与する。

【成績評価の方法】
 授業中の課題:40%、期末レポート:60%を基準として、受講態度(積極的な質問等)を含めて総合的に評価する。
課題・試験結果の開示方法
提出課題について適宜、講義内で紹介しながら講評する。
履修上の注意・履修要件
実践的教育
該当しない。
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。