シラバス情報

授業科目名
物理化学Ⅱ
(英語名)
Physical chemistry II
科目区分
専門基礎科目(専門関連科目)/教職課程科目
-
対象学生
理学部
学年
2年
ナンバリングコード
HSSBM2MCA1
単位数
2.0単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度後期
担当教員
下條 竜夫
所属
理学部
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標4
オフィスアワー・場所
授業日 研究棟212
連絡先
gejo@sci.u-hyogo.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
1◎/2◎/5◎
研究科DP
全学DP
1-1◎/1-2〇
教職課程の学修目標
目標1:磨き続ける力

講義目的・到達目標
物理化学Ⅰで学んだ熱力学を実際の反応系に適用します。これにより化学の基本である化学反応、化学平衡の基礎を理解することが講義の目的です。エントロピー変化、エンタルピー変化、ギプス自由エネルギー変化、化学反応の平衡定数など、重要な数値が計算できることを到達目標とします。
授業のサブタイトル・キーワード
ギプスの自由エネルギー、化学ポテンシャル
講義内容・授業計画
水は1気圧のもとでは0℃で氷になり、100℃では沸騰して水蒸気になります。このような相変化やなぜ海の水は0℃では凍らないのかという問題は、物理化学Ⅰで学んだ熱力学を開放系へ適用することで説明することができます。

本講義では、これら熱化学の基礎および物質の化学変化をともなう熱平衡である化学平衡、化学反応の基礎を理解することを目的とします。

1.物質の分子的描像 
2.熱力学量を分子レベルで理解する
3.ギプスの自由エネルギー
4.熱力学関係式 
5.化学ポテンシャルと相変化
6.相図とClausius−Clapeyronの式
7.多成分系の化学ポテンシャルとGibbs−Duhemの式
8.理想気体・理想溶液の化学ポテンシャル
9.2成分系の相図
10.希薄溶液の性質
11.理想気体と実在気体
12.気体分子運動論・状態方程式
13.化学平衡
14.ル・シャトリエの法則
15.溶液反応の化学平衡

なお演習問題の解答作成については生成系AIを使用しないこと
教科書
授業中にプリントを配布します。
参考文献
物理化学Ⅰ、物理化学Ⅲと統一するために
原田義也、「化学熱力学」
を教科書としますが、プリント配布しますので特に購入しなくても大丈夫です。

以下は参考書です。
アトキンス「物理化学(上)」東京化学同人
アイゼンバーグ/クロサーズ「生命科学のための物理化学」培風館、
ボール「物理化学(上・下)」化学同人
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】参考文献による予習(30 h)
【復習】講義内容の理解を深め定着させるためにテキスト教材を読み直し(30h)
アクティブ・ラーニングの内容
該当しない
成績評価の基準・方法
定期試験(配点約70%)および授業内の演習(配点約30%)に基づき評価します。
S(90点以上)、A(80 点以上)、B(70 点以上)、C(60 点以上)による成績評価のうえ、単位を付与します。


課題・試験結果の開示方法
小テストは、次の講義で、返却後解説します。
履修上の注意・履修要件
実践的教育
該当しない
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。