シラバス情報

授業科目名
無機化学Ⅱ
(英語名)
Inorganic Chemistry II
科目区分
専門教育科目/教職課程科目
対象学生
理学部
学年
2年
ナンバリングコード
HSSBM2MCA1
単位数
2.0単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度前期
(Spring semester)
担当教員
阿部 正明
所属
理学部
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標4
オフィスアワー・場所
講義終了後、教室にて
連絡先
mabe@sci.u-hyogo.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
2◎/5◎/6◎
研究科DP
全学DP
1-1◎/1-2〇
教職課程の学修目標
目標1:磨き続ける力

講義目的・到達目標
講義目的:
無機化合物は多様で魅力的な性質を示し、現代の科学技術や産業を支える重要な無機材料を提供している。本講義は、周期表の典型元素および典型元素を含む無機化合物の構造と成り立ち、性質、反応を系統的に学習することで、物質科学(マテリアルサイエンス)と生命科学(ライフサイエンス)の根幹を成す化学物質について基礎知識を習得する。

到達目標:
本講義の到達目標は、1)典型元素の性質を「元素の周期表」と関連づけて理解できるようになること、2)典型元素の化合物に見られる多様性と規則性を学ぶことを通して、化学物質の性質を理解し、分析できるようになることである。
授業のサブタイトル・キーワード
元素、周期表、主族元素、無機化合物、構造、反応、物性、化学結合
講義内容・授業計画
講義内容・授業計画
本講義では、典型元素とその化合物の成り立ちや性質について周期表の族ごとに整理し順を追って学習する。
各回の講義では、無機化学の概説と各論に加え、化学結合論および分子軌道法の基礎事項、関連する錯体化学および生物無機化学の基礎事項についても適宜扱う。
全講義を通して、化学全般に共通する考え方を幅広く習得できるようにする。

講義スケジュール:
第1回  イントロダクション (本講義の目的・講義の進め方・学習の進め方)
第2回  元素の周期表、電子軌道の成り立ち(その1)
第3回  元素の周期表、電子軌道の成り立ち(その2)
第4回  1族元素とその化合物(その1)
第5回  1族元素とその化合物(その2)、2族元素とその化合物(その1)
第6回  2族元素とその化合物(その2)、水素とその化合物(その1)
第7回  水素とその化合物(その2):分子軌道法による二水素の理解
第8回  水素とその化合物(その3)、13族元素とその化合物(その1)
第9回  13族元素とその化合物(その2)
第10回 14族元素とその化合物(その1)
第11回 14族元素とその化合物(その2):炭素同素体
第12回 14族元素とその化合物(その3):無機半導体
第13回 15族元素とその化合物
第14回 16族元素とその化合物
第15回 演習
定期試験

*本講義では生成系AI の利用を認めない。レポート課題等で生成系AIを使用したことが判明した場合は単位を認定しない、または認定を取り消すことがある。
教科書
荻野ら著:基本無機化学(第3版)、東京化学同人
参考文献
ハウスクロフト 無機化学(上)、東京化学同人
シュライバー・アトキンス 無機化学(上)第4版、東京化学同人

事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
講義前に、教科書の該当ページを読み、流れをつかむ(30 h)。
講義後は、教科書の該当ページと講義中に配布したプリントを復習し、理解を定着させる。
また課題が出された回では、教科書、プリント、講義中の解説、参考書、必要なら図書館の蔵書やインターネットなどを各自で調べるなどして課題に取り組み、次回以降の解答合わせにより理解の定着を図る(30 h)。

アクティブ・ラーニングの内容
採用しない
成績評価の基準・方法
成績評価の基準:
講義目的・到達目標に記載する能力の到達度に基づき、S(90点以上)、A(80点以上)、B(70点以上)、C(60点以上)の成績により単位を付与する。

成績評価の方法:
定期試験を基準とし、レポート等を含めて総合的に評価する。
課題・試験結果の開示方法
担当教員と相談の上決定
履修上の注意・履修要件
無機化学Iを履修していることが望ましい
実践的教育
該当しない
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。