シラバス情報

授業科目名
物理化学演習Ⅱ
(英語名)
Exercises in Physical Chemistry II
科目区分
専門教育科目/教職課程科目
-
対象学生
理学部
学年
3年
ナンバリングコード
HSSBM3MCA1
単位数
2.0単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度前期
(Spring semester)
担当教員
竹内 佐年
所属
理学部
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
該当なし
オフィスアワー・場所
授業当日の午後・研究棟213号室
連絡先
stake@sci.u-hyogo.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
1◎/5◎/6◎
研究科DP
全学DP
1-1◎/1-2〇
教職課程の学修目標
目標1:磨き続ける力

講義目的・到達目標

【講義目的】電子・原子・分子などのミクロな粒子の振舞いを適切に記述することのできる量子化学の考え方を身につけ、化学を微視的な観点から理解する基礎力を深めることを目的とする。

【到達目標】「量子化学Ⅰ」の講義で習得した内容に関連する演習問題をみずから解くことにより、原子・分子の特性や振舞いを具体的かつ定量的に求め、微視的な観点から説明できるようになることを目標とする。
授業のサブタイトル・キーワード
キーワード:原子、分子、電子状態、化学結合
講義内容・授業計画
【講義内容】本演習は「量子化学Ⅰ」の講義と並行して進めます。毎回の授業で配布する演習課題をその場で解き、提出してもらいます。
【授業計画】
1.量子論の始まり
2.シュレディンガー方程式
3.一次元箱型ポテンシャル
4.調和振動子と振動スペクトル
5.剛体回転子と角運動量
6.水素原子(その1)
7.水素原子(その2)
8.摂動法
9.変分法
10.電子スピンと原子構造
11.多電子原子(その1)
12.多電子原子(その2)
13.水素分子イオン
14.二原子分子(その1)
15.二原子分子(その2)
*生成系AI の利用については教員の指示に従うこと。教員が認める範囲を超えて生成系AIを使用したことが判明した場合は単位を認定しない、または認定を取り消すことがある。
教科書
授業の際に演習問題を配布します。
参考文献

「量子化学 −基礎からのアプローチ—」 真船文隆、化学同人

「物理化学」、アトキンス、東京化学同人

「物理化学」、マッカーリ・サイモン、東京化学同人

「量子化学」 原田義也、裳華房
「量子化学」 原田義也、裳華房
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】「量子化学Ⅰ」の講義プリントを見返して、習得した内容を再確認しておく(30時間)。
【復習】返却されたレポートを確認し、間違っていた課題にもう一度取り組み、理解を定着させる(30時間)。
アクティブ・ラーニングの内容
採用しない。
成績評価の基準・方法

【成績評価の基準】量子論の考え方を適用して原子・分子の特性を具体的に計算しその性質や振舞いを説明できる者については、講義目的・到達目標に記載する能力(知識・技能、思考力、判断力、表現力等)の到達度にもとづき、 S(90点以上)、A(80点以上)、B(70点以上)、C(60点以上)による成績評価のうえ単位を付与する。

【成績評価の方法】毎回の授業開始時刻からの出席を前提とし、演習の取り組み内容で評価する。
課題・試験結果の開示方法
提出されたレポートにはコメントを付して次回の授業の際に返却する。
履修上の注意・履修要件
・「量子化学Ⅰ」を必ず履修し、そこで配布された授業プリントを持参してください。
・提出用のレポート用紙を各自で用意してください。
・必要な場合は(関数)電卓を持参してください。授業中に携帯通信機器等の使用は認めていません。
実践的教育
該当しない。
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。