シラバス情報

授業科目名
細胞生物学1
(英語名)
Cell biology 1
科目区分
専門基礎科目(専門関連科目)/教職課程科目
-
対象学生
理学部
学年
1年
ナンバリングコード
HSSBA1MCA1
単位数
2.0単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度後期
担当教員
稲木 美紀子
所属
理学部
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標4/目標7
オフィスアワー・場所
授業終了後の講義室,または教授室(メールにて連絡の後訪問可)
連絡先

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
5◎/6◎
研究科DP
5◎/6◎
全学DP
2-2◎
教職課程の学修目標
目標1:磨き続ける力

講義目的・到達目標
【講義目的】生命科学を学ぶ上で、生命現象を物質的基盤でとらえ化学の視点から考えることが重要である。本講義は、生命を構成する物質の化学基盤を論究した後、生命科学を細胞の視点でとらえその基礎に対する理解を深めることを目的とする。
【到達目標】1)生命を構成する物質の化学的基盤を修得すること、2)現代細胞生物学の基盤的知識を整理し説明・論述できること、3)講義内容に示した各項目の重要論点について自分の言葉で説明できるようになること、である。
授業のサブタイトル・キーワード
キーワード:生体物質、タンパク質、糖質、DNA、生体膜、膜タンパク質、膜輸送、細胞骨格、信号伝達
講義内容・授業計画
【講義内容】本講義では最初に生体を構成する物質の基礎化学を紹介し、次いで細胞を概観し、授業計画および教科書に沿った内容について、具体的研究事例に触れながら講述する。                
【授業計画】
(1)生命科学とそれを学ぶ意義
(2)細胞を構成する低分子
(3)細胞を構成するタンパク質
(4)細胞を構成する糖・脂質
(5)生命の神秘「遺伝子」「遺伝暗号」
(6)生命の起源・遺伝子と進化
(7)生命の基本単位「細胞」
(8)細胞内小器官と進化
(9)細胞内骨格・モーター
(10)細胞内でのタンパク質の合成と輸送
(11)生体膜の基本構造と特性
(12)生体膜での物質輸送
(13)小胞輸送と細胞内小器官のつながり
(14)細胞の情報受容と情報の伝達
(15)細胞間の情報伝達
教科書
カラー図解アメリカ版 新・大学生物学の教科書 第1巻 細胞生物学 D・サダヴァ他著、石崎泰樹ら訳、講談社ブルーバックスB-2163 (ISBN 978-4-06-513743-7、 2021年2月20日第1刷)
参考文献
生命系の学生に対しては、参考書籍として「Essential細胞生物学、原書第5版、南江堂」を強く勧める。1年次より所持し、テキストと並行して学修することを強く推奨する。本書は、2年次以降も、多くの講義でコア教科書として使用される。
さらに進んだ内容として下記も薦める。
細胞の分子生物学(第5版、中村桂子ら翻訳 ニュートンプレス)
上記の原書Molecular Biology of the Cell (7th edition, by Bruce Alberts et al., Garland Science)

事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】授業に際して指示するテキストの事前読み込み(30h)。
【復習】各講義項目に対して提示する「重要論点」について講義内容、教科書、参考書他の資料をもとに自分の考えを整理(30h)。

アクティブ・ラーニングの内容
採用しない
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
本講義の内容について、教科書を基準としたレベルで、理解し自分の言葉で説明(論述)ができる者について、その到達度に基づき、S(90点以上),A(80点以上),B(70点以上),C(60点以上)による成績評価のうえ、単位を付与する。

【成績評価の方法】
最終試験の結果のみにより評価する。評価は厳格に行う。

課題・試験結果の開示方法
講義内容およびクラスプロファイルで示す論点に関する質問を、毎回の講義や日常のユニバーサルパスポートのクラスプロファイルにて受け付ける。それらの質問に対して、その場またはクラスプロファイル上で適宜答えるとともに、質問内容を講義で紹介し、出席者全員にフィードバックする。
履修上の注意・履修要件
教科書を熟読し、参考書にもあたって予習復習することが必須である。

《新型コロナウィルス感染症に伴う特例措置に基づく遠隔授業》当授業は、原則全ての授業を対面で実施する予定ですが、履修者人数によっては新型コロナウィルス感染症対策として、履修者を複数の教室に分けて教室間をオンラインで繋ぐ方法や、対面授業と自宅でのオンライン授業を実施する方法とする場合があり、自宅等でオンライン授業の受講を視聴できる通信環境(PC・タブレット等の端末やWi-Fi環境)が必要となる場合があります。最終的な授業方法は履修登録後に決定・連絡します。
実践的教育
該当しない
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。