シラバス情報

授業科目名
生物化学3
(英語名)
Biological chemistry 3
科目区分
専門基礎科目(専門関連科目)
-
対象学生
理学部
学年
2年
ナンバリングコード
HSSBA2MCA1
単位数
2.0単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度後期
担当教員
佐々木 桂奈江
所属
理学部

授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標3
オフィスアワー・場所
月曜〜金曜 16:00まで
研究棟509室
連絡先
sasaki@sci.u-hyogo.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
1◎/2◎/11◎
研究科DP
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
【講義目的】
 糖質、脂質、タンパク質などの栄養素の分解(異化)により、生命活動に必要なエネルギーや生体に必要な物質の合成材料を取り出し蓄える過程と機構を学ぶ。
 
【到達目標】
 生体構成成分の基本的性質を詳しく学び、その機能が発揮される機構を説明できるようにする。さらに様々な化学物質の生体への影響を予測し、健康な生活の維持にも応用できるようにする。

授業のサブタイトル・キーワード
代謝
講義内容・授業計画
【講義内容】
 代謝を支配する熱力学の法則、グルコースの分解過程、糖質の貯蔵と分解、ATPの合成機構、脂肪酸の分解、アミノ酸の分解、窒素代謝について詳しく解説する。

【授業計画】
1.講義の概要、生体高分子(単糖、脂肪酸、アミノ酸、核酸)の構造と機能
2.生体エネルギー学の原理
3.解糖経路・発酵(1)
4.解糖経路・発酵(2)
5.ペントースリン酸経路
6.クエン酸回路(1)
7.クエン酸回路(2)
8.グリコーゲン代謝
9.酸化的リン酸化(1)
10.酸化的リン酸化(2)
11.脂質の代謝(1)
12.脂質の代謝(2)
13.アミノ酸の代謝(1)
14.アミノ酸の代謝(2)
15. 生活習慣病、総まとめ
定期試験

Essential細胞生物学(第4版)13章に該当する。2章と3章についても適宜復習しながら、より詳細な分子反応機構を解説する。
教科書
テキストは使用せず、講義資料を配布する。
参考文献
【参考書】
Essential細胞生物学(第4版) 南江堂
ヴォート「生化学(第4版)」田宮信雄 他訳 東京化学同人
ヴォート「基礎生化学(第5版)」田宮信雄 他訳 東京化学同人
レーニンジャーの新生化学(第3版)廣川書店
 (いずれも図書館にあり)
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】
前もって配布する講義資料や参考書籍の該当部分を事前読み込み(15h)

【復習】
講義内容の理解を深め定着させるために配布資料や参考教材を読み直し(30h)当日講義内容をまとめた報告書を完成させる(15h)

アクティブ・ラーニングの内容
採用しない。
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
講義目的・到達目標に記載する能力(知識・技能、思考力、判断力、表現力等)の到達度に基づき、S(90点以上), A(80点以上), B(70点以上), C(60点以上)による成績評価のうえ、単位を付与する。

【成績評価の方法】定期試験100%を基準として、受講態度(積極的な質問等)を含めて総合的に評価する。
課題・試験結果の開示方法
定期試験は、全体的な講評や模範解答をユニバーサルパスポートのクラスプロファイル機能を使って示す。
履修上の注意・履修要件
事前にユニバーサルパスポートで公開する資料および参考書籍の該当箇所について十分な予習・復習をして講義に臨むこと。

実践的教育
該当しない。
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。