シラバス情報

授業科目名
分子生物学2
(英語名)
Molecular biology 2
科目区分
専門基礎科目(専門関連科目)/教職課程科目
対象学生
理学部
学年
2年
ナンバリングコード
HSSBA2MCA1
単位数
2.0単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度前期
(Spring semester)
担当教員
塩見 泰史
所属
理学部
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標9
オフィスアワー・場所
随時・研究棟540室(事前にメールで連絡すること)
連絡先
shiomi@sci.u-hyogo.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
1◎/9◎/11◎
研究科DP
全学DP
1-1◎/1-2〇
教職課程の学修目標
目標1:磨き続ける力

講義目的・到達目標
【講義目的】
生命の設計図であるゲノム(遺伝情報)がどのように構成され、細胞増殖の過程でどのように維持されるのか、また利用されているのかについて講義を行い、分子生物学の基礎知識を、それに基づく分子生物学研究に応用することができるようになることを目的とする。

【到達目標】
1)分子生物学の基礎知識が説明できるようになること、2)基礎知識を利用し分子生物学研究に対して応用できるようになること、を到達目標とする。
授業のサブタイトル・キーワード
サブタイトル:分子生物学研究を行うための、分子生物学の基礎

キーワード:遺伝子、ゲノム、セントラルドグマ、ゲノム解析、遺伝子操作、バイオテクノロジー
講義内容・授業計画
【講義内容】
はじめに、生命の設計図であるゲノムの維持とその利用が細胞の増殖過程でどのように行われているのかを、細胞核内のDNAの構成、DNAからRNA、そしてタンパク質への変換(セントラルドグマ)について解説する。そして、それらの基礎から成り立っている分子生物学研究(ゲノム解析、遺伝子操作技術、バイオテクノロジー)の手法も解説し、その知識をもとに実践的な課題に取り組んで、将来の研究室での研究に役立てるようにする。

【授業計画】
以下の項目について、テキストとして使用するエッセンシャル細胞生物学に紹介されている内容を中心に解説する。また、これらについての最新の知見なども合わせて紹介し、理解を深めるために動画の視聴も行う。特に、ゲノム解析については詳細な解説を行い、理解度を確認するための小テストも実施する。

1.ガイダンス 本講義での目標や概要の説明
2.細胞とは
3.ゲノム(DNAの構成分子)
4.ゲノム(DNAの構成分子)
5.セントラルドグマ(DNAからタンパク質へ)
6.セントラルドグマ(転写)
7.セントラルドグマ(翻訳)
8.セントラルドグマ(逆転写、複製)
9.ゲノム解析(遺伝子操作技術、バイオテクノロジー概説)
10.ゲノム解析(形質転換)
11.ゲノム解析(制限酵素、ライゲーション)
12.ゲノム解析(DNAシークエンス)
13.ゲノム解析(PCR法)
14.ゲノム解析(ゲノム編集)
15.ゲノム解析(復習、まとめ)

定期試験


*生成系AI の利用について
 生成系AI の利用については、教員の指示に従うこと。
教科書
エッセンシャル細胞生物学(南江堂)
参考文献
講義に利用したスライドは、原則当日中にUNIVERSAL PASSPORTに掲載する

理解を深めるための動画のURLなど、適時指示する
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】
授業に際して指示するテキストの部分を事前読み込み(30h)

【復習】
講義内容の理解を深め定着させるためにテキストの読み直し、動画の視聴(30h)
アクティブ・ラーニングの内容
採用しない
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
分子生物学の基礎を理解し、その応用ができる者については、講義目的・到達目標に記載する能力(知識・技能、思考力、判断力、表現力等)の到達度に基づき、S(90点以上)、A(80点以上)、B(70点以上)、C(60点以上)による成績評価のうえ、単位を付与する。

【成績評価の方法】
小テスト20%、定期試験80%を基準として、受講態度(積極的な質問等)を含めて総合的に評価する。
課題・試験結果の開示方法
小テストについては実施した講義内、または次の講義内で解説する。

定期試験については、全体的な講評や模範解答をユニバーサルパスポートのクラスプロファイル機能を使って示す予定。
履修上の注意・履修要件
・分子生物学、ゲノム解析、遺伝子操作、バイオテクノロジーに興味を持っていること。

・授業中に指示した事前・事後学習はもとより、「講義内容・授業計画」に記載したテキスト等の該当箇所などについて、十分な予習・復習をして講義に出席すること。
実践的教育
該当しない
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。