シラバス情報

授業科目名
生物物理学1
(英語名)
Physical biology 1
科目区分
専門基礎科目(専門関連科目)/教職課程科目
対象学生
理学部
学年
2年
ナンバリングコード
HSSBA2MCA1
単位数
2.0単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度後期
担当教員
柴田 直樹
所属
理学部
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標9
オフィスアワー・場所
10:00〜17:00
生体物質構造学I分野(研究棟304号室)
連絡先
shibach@sci.u-hyogo.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
1◎/9◎/10◎
研究科DP
全学DP
1-1◎/1-2◎
教職課程の学修目標
目標1:磨き続ける力

講義目的・到達目標
【講義目的】
生物物理学は物理学・物理化学的手法により生体分子や生命現象を理解するための学問分野である。生物物理学の研究分野は非常に幅広く、研究対象や研究方法が多岐にわたっているが、本講義では生物物理学の中で特に重要なテーマである生体高分子の構造構築原理や構造の特徴、立体構造解析の方法および基礎理論について解説することを目的とする。
【到達目標】
1)タンパク質の立体構造の構築原理、タンパク質の立体構造の特徴と機能との相関を説明できること、2)立体構造解析の基礎理論を習得すること、を到達目標とする。
授業のサブタイトル・キーワード
キーワード:タンパク質立体構造の構築原理、タンパク質の構造解析、構造生物学
講義内容・授業計画
【講義内容】
生体高分子の立体構造はそれらの機能と密接に関わっている。本講義では、まず生体高分子の種類とそれぞれの立体構造の特徴を述べると共に立体構造解析の重要性と意義について解説する。そして構造解析するための手法をあげ、それらの相違と共通点を述べることにより立体構造解析の概念を解説する。その後、X線結晶構造解析法の基礎的な理論を説明する。

【授業計画】
1.生体高分子の働き 「Essential 細胞生物学第4章」
2.タンパク質の構成要素と分子内相互作用 「Essential 細胞生物学第4章」
3.タンパク質の折り畳み 「Essential 細胞生物学第4章」
4.タンパク質を構成する基本構造 「Essential 細胞生物学第4章」
5.タンパク質の折り畳みと安定性に関するエネルギー論 「配布資料」
6.タンパク質の構造の階層性 「Essential 細胞生物学第4章」
7.タンパク質の高次構造 「Essential 細胞生物学第4章」
8.タンパク質の働く仕組み 「Essential 細胞生物学第4章」
9.酵素の構造と機能 「Essential 細胞生物学第4章」
10.タンパク質の研究方法ー1(試料調製方法)「Essential 細胞生物学第4章」
11.タンパク質の研究方法ー2(構造解析方法)「Essential 細胞生物学第4章」
12.生体高分子の構造解析法の比較 「配布資料」
13.X線結晶構造解析法による生体高分子の構造解析法の原理−1 「配布資料」
14.X線結晶構造解析法による生体高分子の構造解析法の原理−2 「配布資料」
15.章末問題等の解説 「Essential 細胞生物学第4章」
定期試験
※パソコンの利用:なし












教科書
「Essential 細胞生物学 原書第5版」,南江堂(生協等で購入する)
参考文献
参考文献
「ヴォート 生化学」、東京化学同人(図書館蔵書)
「これならわかるX線結晶解析」安岡則武 著、化学同人(図書館蔵書)
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安

【予習】授業に際して指示するテキスト・オンデマンド教材の部分を事前読み込み(30h)

【復習】講義内容の理解を深め定着させるためにテキスト・オンデマンド教材を読み直し(15h)、テキストの問題を解く(15h)

アクティブ・ラーニングの内容
採用しない
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
生体高分子の立体構造の構築原理や特徴、機能との相関、構造解析の方法や理論について理解したものに単位を授与する。
講義目的・到達目標に記載する能力(知識・技能、思考力、判断力、表現力等)の到達度に基づき、S(90点以上)、A(80点以上)、B(70点以上)、C(60点以上)による成績評価のうえ、単位を付与する。
【成績評価の方法】
定期試験により成績を評価する。
課題・試験結果の開示方法
授業評価アンケートの教員コメント欄に試験結果に関するコメントもあわせて記載する。
履修上の注意・履修要件
・毎回事前に配布する講義資料やテキストの該当箇所について、十分な予習・復習をして講義に出席すること。
・第13回および第14回の講義では、高校数学(ベクトル、三角関数、数列、積分)を事前に理解しておくことが必要である。該当する講義資料についての予習の他、必要に応じて高校数学の該当箇所を事前に確認しておくこと。
実践的教育
該当しない
備考


英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。