シラバス情報

授業科目名
発生生物学1
(英語名)
Developmental biology 1
科目区分
専門教育科目/教職課程科目
-
対象学生
理学部
学年
2年
ナンバリングコード
HSSBA2MCA1
単位数
2.0単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度後期
担当教員
餅井 真
所属
理学部
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標9
オフィスアワー・場所
随時・研究棟615号室
連絡先
mmochii@sci.u-hyogo.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
1◎/3◎/9〇
研究科DP
全学DP
1-1◎/1-2〇
教職課程の学修目標
目標1:磨き続ける力

講義目的・到達目標
【講義目的】一個の受精卵が分裂増殖し、成熟した体を作り、老化して死ぬまでの全過程を発生とよぶ。動物の発生全体の流れと、そのしく
みの理解を深め、重要な発見がなされた経緯や方法を知ることによって、現代的な発生生物学を理解するための基礎的能力を身につけること
をめざす。
【到達目標】1)動物の基本的な発生過程について適切な用語を用いて説明できるようになること、2)重要な実験例と結果の意義を関連づ
けることができることと、3)代表的な動物種における発生様式の共通性と多様性を比較・検討できるようになること。
授業のサブタイトル・キーワード
キーワード:動物の発生、細胞分化、形態形成
講義内容・授業計画
【講義内容】本講義では最初に動物の発生の概略と研究方法を紹介し、次いで重要な発生イベントについて、研究の背景や重要な実験など具
体的な例を示して講述する。
【授業計画】
1.ガイダンス 本講義の目標と概要
2.細胞の分化と研究方法
3.発生の概要と受精
4.卵割の特徴
5.無脊椎動物の初期発生I
6.無脊椎動物の初期発生II
7.魚類・両生類の初期発生
8.鳥類・ほ乳類の初期発生
9.原腸形成
10.中枢神経系の発生
11.神経堤と表皮外胚葉の発生
12.中胚葉組織の発生I
13.中胚葉組織の発生II
14.内胚葉の発生
15.肢芽のパターン形成
定期試験

※生成系AIの利用:教員の指示に従うこと。
教科書
指定せず、必要に応じてプリントを配布する。
参考文献
「ギルバート発生生物学」Scott Gilbert著 阿形・高橋 監訳
「ウィルト発生生物学」Fred H. Wilt他著 赤坂甲治 他訳
「ウォルパート発生生物学」 Lewis Wolpert他著 武田洋幸 他訳
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安

【予習】授業で題材とする範囲に関して、参考書等による事前学習(15h)

【復習】講義内容の理解を深め定着させるため、授業の復習と参考書等による補足学習(45h)
アクティブ・ラーニングの内容
採用しない。
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
発生の概要を理解し、適切に説明でき、実験結果について分析できるものについて、(知識、思考力、表現力等)の到達度に基づき、S(90点以上),A(80点以上),B(70点以上),C(60点以上)による成績評価のうえ、単位を付与する。
【成績評価の方法】
定期試験80%、小テスト20%を基準として受講態度を含めて総合的に評価する。
課題・試験結果の開示方法
理解度をチェックするための小テストを随時おこなうが、原則当該講義あるいは次回の講義内で解説する。
定期試験は、授業評価アンケートの教員コメント欄に試験結果に関するコメントもあわせて記載する。
履修上の注意・履修要件

「細胞生物学I」、「分子生物学I」、「生物化学I」の内容を理解していることを前提に授業をおこなう。

参考文献や授業資料の、「講義内容・授業計画」に該当する箇所などについて、十分な予習・復習をして講義に出席すること。
実践的教育
該当しない。
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。