シラバス情報

授業科目名
生物物理学2
(英語名)
Physical biology 2
科目区分
専門教育科目/教職課程科目
対象学生
理学部
学年
3年
ナンバリングコード
HSSBA3MCA1
単位数
2.0単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度前期
担当教員
村本 和優
所属
理学部
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標9
オフィスアワー・場所
随時・研究2期棟S206号室
連絡先
muramoto@sci.u-hyogo.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
1〇/2〇/9◎
研究科DP
全学DP
1-1◎/1-2〇
教職課程の学修目標
目標1:磨き続ける力

講義目的・到達目標
【講義目的】生体系におけるエネルギー論と反応速度論を化学熱力学と化学動力学の概念に基づいて理解する。
【到達目標】基本的なエネルギー変換反応の定量的な表現方法を修得し、物理化学量を自ら導出する。
授業のサブタイトル・キーワード
サブタイトル: 生体エネルギー論
キーワード: ミトコンドリア呼吸鎖、化学浸透説、ギブスエネルギー
講義内容・授業計画
【講義内容】生体エネルギー変換機能と関係する生体物質、物理化学量について概説する。物理化学量を導出する例題について解説する。
【授業計画】
1. ⽣体系のエネルギー変換、触媒作⽤、⽣合成
2. エネルギー⽣産を担う細胞⼩器官と膜構造
3. 酸化的リン酸化、電⼦伝達系、プロトンポンプ
4. イオン輸送過程、イオノフォア、膜タンパク質
5. 化学反応の⽅向性、⾃由エネルギー
6. 化学ポテンシャル、化学平衡
7. 例題の解説
8. 酸−塩基平衡、活性運搬体分⼦ATP、共役反応
9. 反応速度論、酵素反応速度論
10. 例題の解説
11. 酸化還元電位
12. 電気化学ポテンシャル、プロトン駆動⼒
13. 例題の解説
14. 定量的エネルギー論
15. まとめ
定期試験
*例題および定期試験の解答には生成系AI の利用不可
教科書
授業時に配布されるプリント
プリント内容の板書および大画面表示
参考文献の大画面表示
参考文献
「Essential 細胞生物学 原書第5版」B. Alberts et al.(南江堂)第3章, 第14章
「生命科学系のための物理化学」R. Chang(東京化学同人)
「アトキンス 生命科学のための物理化学 第2版」P. Atkins, J. de Paula(東京化学同人) 
“Bioenergetics 4” D. G. Nicholls and S. J. Ferguson (Academic Press)
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【事前学習】各回の授業計画と関連する参考文献中の内容を予習し、指示された課題(例題)に取り組む。(20h)
【事後学習】各回の授業内容を復習し、指示された課題(例題)に取り組む。(40h)
アクティブ・ラーニングの内容
採用しない
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
(1)成績は100 点満点とし、60 点以上をもって合格とする。
(2)合格者には所定の単位を与える。
(3)合格者の成績は、講義目的・到達目標に記載する能⼒の到達度に基づき、S(90点以上), A(80点以上), B(70点以上), C(60点以上)の評語をもって表す。
【成績評価の方法】
定期試験の結果(90%)、および受講態度(10%)を基準として総合的に評価する。
課題・試験結果の開示方法
課題(例題)については、後日の授業において解説する。
定期試験については、試験後に模範解答例を学務課前に掲示する。
履修上の注意・履修要件
実践的教育
該当しない
備考


英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。