シラバス情報

授業科目名
生態学Ⅱ
(英語名)
Ecology II
科目区分
専門教育科目/教職課程科目
対象学生
理学部
学年
3年
ナンバリングコード
HSSBA3MCA1
単位数
2.0単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度前期
(Spring semester)
担当教員
石井 弘明
所属
非常勤講師
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標13/目標15
オフィスアワー・場所

講義後・教室にて

連絡先
hishii@alumni.washington.edu

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
3◎/2〇
研究科DP
全学DP
1-1◎/1-2◎
教職課程の学修目標
目標1:磨き続ける力

講義目的・到達目標

(1)日本および世界の植生に関する基礎知識を学び、植物を中心とした陸域生態系の機能や物質循環について理解する

(2)生態系と人間社会の関係について知ることで自然環境との関わり方を再考する




(3)生態系サービスを含む自然資源の循環利用型社会の構築に積極的に取り組む社会作りの一端を担える人材となる
授業のサブタイトル・キーワード
植物生態学、森林生態系、バイオーム、植物群集、物質循環
講義内容・授業計画

講義内容

植物の生理・生態、植生の構造と動態、陸域生態系の物質循環について、テキストを中心に解説する。


授業計画

植物の生理・生態

第1回 木本と草本:植物の進化と生活型

第2回 植物のかたち:光を得るための成長と形態(テキスト3章)

第3回 葉の形態と機能:光合成、陽葉と陰葉(テキスト3章)

第4回 水分生理:水の吸い上げ、道管の通水機能(参考書)

第5回 いろいろな森:世界・日本の植生(テキスト1章)


植生の構造と動態

第6回 群落の種構成と構造(テキスト1章)

第7回 森は変化する:森林群落の攪乱と遷移(テキスト2章)

第8回 森は再生する:樹木の繁殖と森林の更新(テキスト2章)

第9回 暖かさの指数

第10回 炭素貯金のすすめ:地球環境問題と陸域生態系


陸域生態系の物質循環

第11回 炭素は貯まる:森林の構造と一次生産(テキスト3章)

第12回 窒素はめぐる:分解系と物質循環(テキスト4・5章)

第13回 水は流れる:水源林と生態系サービス(テキスト5章)

第14回 討論会:森林環境を税金で守るべきか?

第15回 生態系の保全と復元(テキスト6章)

 
教科書

「森林生態学」石井弘明編(朝倉書店)

参考文献

「木本植物の生理生態」小池孝良編(共立出版)

事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
事前学習:Universal Passportに掲載される講義資料、講義テーマを予習し、疑問点を整理しておくこと。討論会前は自分の意見をまとめ、発言する準備をすること(30h)。
事後学習:Universal Passportにて「講義の振り返り」および「宿題」を毎回提出すること。講義で取り扱った教科書の部分を再読し、試験に向けて理解を深めること(30h)。

アクティブ・ラーニングの内容
グループ討論、WEB掲示板などを利用し、科学的知識に基づいた意見交換、発言力、課題解決能力を養う
成績評価の基準・方法

講義内容を理解し応用できた者に単位を授与する。

講義目的・到達目標に記載する能力(知識・技能、思考力、判断力、表現力等)の到達度に応じてS(90点以上)、A(80点以上)、B(70点以上)、C(60点以上)まで成績を与える。

成績評価の方法

平常点(40%):出席と授業への積極的な参加(発言、講義のまとめ・感想の提出)

宿題・課題(30%):講義内容に関する宿題を課す








テスト(30%):毎日、前日の講義内容に関する小テスト(教科書・ノート参照可)を実施する。
課題・試験結果の開示方法
課題・宿題の回答を各自が発表し、答え合わせを授業中に行う。
テストについての総評を教員がオンラインでフィードバックする。
履修上の注意・履修要件
この授業では、講義を聞いているだけでは平常点の50%しか得られません。発言、講義の振返り(当日中に入力)など、講義への積極的な参加が求められます。授業は教科書に沿って進めます。自宅での復習を補助するため、テキストから宿題を課します。テスト問題は主に教科書から出題します。教科書は必ず購入してください。
実践的教育
該当しない
備考
この講義では、陸域生態系の動態、構造と機能、保全と管理について学び、生物学、社会・経済学、環境科学の視点から生態系について考えます。
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。