シラバス情報

授業科目名
形態学Ⅱ
(英語名)
Morphology II
科目区分
専門教育科目/教職課程科目
対象学生
理学部
学年
3年
ナンバリングコード
HSSBA3MCA1
単位数
2.0単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2024年度前期
担当教員
大谷 哲久
所属
非常勤講師
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標3/目標9
オフィスアワー・場所
講義終了後30分・講義室にて
連絡先
otani@tmu.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
1◎/3〇/6〇
研究科DP
全学DP
1-1◎/1-2◎
教職課程の学修目標
目標1:磨き続ける力

講義目的・到達目標
【講義内容】生き物やそれを構成する細胞・組織はその機能に応じて多様な形態をとる。本講義においては主として動物を題材として取り上げ、形態学の方法および細胞・組織の形態の形成機構、形態の進化、また形態学の先端的課題について概説する。具体的には、本講義では形態学の基礎となる方法を概観した上で、細胞・組織の形づくりを支えるメカニズムを理解する上で重要な概念がどのように成立してきたか、古典的実験から最先端の研究まで具体例を取り上げながら解説する。
【到達目標】本講義の到達目標は、1)形態学の基本的な方法の特徴を挙げて説明することができ、目的に応じて適切な方法を適用することができること、2)生物の形態形成の仕組みについて分子・細胞・組織の階層を関連づけて説明することができること、3)生物の形態の形成機構やその機能的意義について仮説を提案することができること、である。
授業のサブタイトル・キーワード
【サブタイトル】生き物の“かたち”を考える
【キーワード】顕微鏡、画像解析、細胞、細胞骨格、細胞間相互作用、形態形成、組織恒常性、形態進化、光遺伝学、合成生物学
講義内容・授業計画
【講義内容】本講義では形態学において用いられる手法について解説した上で、細胞と組織の形態形成を支える仕組みについて、具体例を取り上げながら解説する。
【授業計画】
1.形態学とは?
2.形態学の方法①:顕微鏡法
3.形態学の方法②:固定と染色
4.画像処理と解析
5.細胞骨格
6.分子モーター
7.細胞極性
8.細胞接着
9.上皮バリアと傍細胞輸送
10.細胞形態の動的制御
11.上皮形態形成
12.上皮恒常性
13.パターン形成
14.形態の操作
15.形態の進化
教科書
特になし
講義資料は事前にユニバーサルパスポートにて配布する
参考文献
細胞の分子生物学(ニュートンプレス)Bruce Alberts et al.

シートからの身体づくり—生物が採用した自己構築法 (中公新書 1035) 本田久夫


事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】重要な概念については講義内で解説するが、分子生物学・細胞生物学・発生生物学の内容について講義前に復習しておく(18h)。講義資料を事前に配布するため、事前に目を通す(12h)。
【復習】講義の内容の理解を深め定着させるために講義資料を読み直して小テストの内容を振り返る(10h)。レポート作成(20h)。
アクティブ・ラーニングの内容
採用しない
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
講義目的と到達目標に照らし、1)形態学の基本的な方法の特徴を挙げて説明することができ、目的に応じて適切な方法を適用することができるかどうか、2)生物の形態形成の仕組みについて分子・細胞・組織の階層を関連づけて説明することができるかどうか、また3)生物の形態の形成機構やその機能的意義について仮説を提案することができるかどうか、の能力(知識・技能、思考力、判断力、表現力等)の到達度に基づき、S(90点以上),A(80点以上),B(70点以上),C(60点以上)による成績評価のうえ、単位を付与する。
【成績評価の方法】
小テスト(2回)およびレポートの成績(各1/3ずつ)を基に受講態度(積極的な質問等)を含めて総合的に評価する。
課題・試験結果の開示方法
小テストは各日の講義内容より出題する。
小テストの内容については、翌日の講義内で解説する。
レポート課題については、ユニバーサルパスポートを介して講評を返す。
履修上の注意・履修要件
講義を理解するために必要な基礎知識は授業中に概説するが、生物学の基礎的な知識を習得していることが望ましい
実践的教育
該当しない
備考
特になし
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。